エルプリ搭載のデイトナ16520がとても高くなった一方、コンビモデルの16523は安いという状況が続いていました。
けれども最近、16523は若干の値上り傾向。ちょっと前まで100万円以下で購入可能だったのが今では100万円以上という相場になっています。
ただ、16523にはダイヤ文字盤仕様の「16523G」も存在しており、それはまた別の相場となっているのです。
そして2016年11月頃と2017年9月現在での比較では、16523Gのほうが16523より値上がり額が高いのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年11月 の安値(楽天) |
2017年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 黒文字盤 16523G |
中古 | 0年 10ヶ月 |
¥1,150,000 | ¥1,280,000 | 130,000 | 111.30% |
2016年11月頃におけるエルプリ搭載のデイトナ相場は、16520でも120万円程度という水準でした。
その頃の16520を基準とすると、
となっていたのです。
ですから16520と同じような価格で、
があったため、多少なりとも迷う可能性があったといえるでしょう。
しかし今となっては16520は2016年11月頃より70万円以上値上がりしています。
そのため現在の16520を基準とすると、
というように、かなり価格差が開いた状況です。
とはいえ、16523Gも116520も1年経たないうちに10万円以上高くなっているため、かなり優秀なモデルなのです。
そして、興味深いのは16523Gが10万円以上高くなったという点。
16523も値上がり傾向ですが、16523Gはより値上がりしているのです。
ちなみに、今回比較しているのは黒文字盤の16523Gであり、シャンパン文字盤の16523Gは現在もう少し安い相場。とはいえ、シャンパン文字盤の価格を見ても値上がりしているのはもちろん、同じ文字盤同士で比較して10万円以上値上がりしているため、いずれにしても立派な値上がり状態だといえるでしょう。
コンビのデイトナという存在は、90年代後半から約20年という期間に渡りステンレスより安い相場が当たり前という不名誉な存在。
忘れがちですが、本来ステンレスよりコンビの方が高級であり、ダイヤ付き文字盤はもっと高級なのです。
これは、パテックフィリップのノーチラスでも同じ現象となっており、ノーチラスも現在コンビモデルよりステンレスが高い相場です。
しかし、ノーチラスとデイトナが異なるのは、ダイヤ文字盤がきちんと評価されているという点。
ノーチラスの場合、ダイヤ文字盤も通常文字盤もコンビモデルでは同じような相場ですが、デイトナの場合は16523より16523Gのほうが20万円以上高いのです。