2017年、デイトナ16520を筆頭に様々なロレックスが値上がりしています。
そして、その値上がりは未だに止まることなく、現在でも徐々に高くなっているモデルが多々存在します。
とはいえ、短期間での値上がりするようなモデルは、デイトナやノーチラスに限られるというイメージがあるのも確かです。
しかし、実際はそれ以外にも短期間で10万円以上値上がりしたモデルが存在します。
それがこの有名なモデル、サブマリーナ16610LVです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年5月 の安値(楽天) |
2017年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 16610LV |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥965,800 | ¥1,077,840 | 112,040 | 111.60% |
16610LVというモデルは、
- 細かい仕様違いが多々存在
- 仕様によって相場が異なる
というキャラクター性が濃いモデルですが、その中で最も多い個体がいつの時代も最安値となっています。
そして、最安値となる仕様同士を比べた結果ですら、2017年5月と9月では10万円以上も相場が異なり、短期間で約11万円の値上がりとなっているのです。
ちなみに、16610LVは2016年10月だと70万円台後半で購入可能だったため、それと比べると30万円以上も値上がりしています。
16610LVは2016年冬頃より、短い期間で10万円以上の値上がりを何度か繰り返しており、目を離すと高くなっているという感覚です。
といことでこの16610LV、今回も「また高くなった」という印象であり、その値上がりの勢いは16520やノーチラスに近いものがあるのです。
16520は200万円に届きそうな相場ですし、ノーチラスは3800/1Aで250万円程度、5177/1Aだと400万円近い相場です。
それらと比べると約107万円という16610LVの価格は、多くの人にとって狙いやすい時計なのではないでしょうか。
10万円以上高くなったとはいえ、現在の相場ではまだまだ現行モデルの116610LVや116710BLNRと比較対象になるでしょう。
それら現行モデルを検討する場合、16610LVはかなり魅力的な選択肢だと強く感じます。
16610LVは2003年に発表され、2010年にはサブマリーナが6桁リファレンス化されたため生産終了になっています。そのため、製造期間が10年未満とロレックスとしてはかなり短いのです。さらに、細かい仕様違いが多々あるという点もレアポイントを感じさせる点であり、独特の世界観を感じさせられる時計です。
ですから16610LVの個性はかなり強烈な部類になるのです。
よって、強いキャラクター性を持つ時計であるのに、現行モデルと価格差が大きくない現在の相場はまだ安いとも判断できるのです。