2016年12月以降にデイトナが高くなっていますが、特に高くなったのは16520であるため、116520の値上がりが地味に見えてしまう様子です。
しかし、116520もきちんと値上がりしており、今でも数ヶ月という短い期間で高くなっています。
116520は2000年にデビューした時より100万円以上という相場が当たり前でした。16520は定価が65万円だったのに対し、116520は定価が100万円程度であったため、100万円以上という相場は自然という感じでもありました。
けれども、リーマンショック以降に116520は安くなり、新品実勢価格が定価を下回るという状況にすらなったのです。
デイトナステンレスモデルといえば、90年代後半から正規店では手に入らないのが当たり前で、定価以上のプレミア価格で買うしか無いという存在。
それが定価を下回る価格で売られたというのは衝撃的な出来事だったのです。
新品が安いということは中古も安くなるわけで、最も安い時期の116520は60万円台ということもあったのです。
その頃特に安かったのは白文字盤で、60万円台はその頃の基準で安いほうだとしても2010年頃において70万円台前半という相場が116520白文字盤にとって当たり前の相場でした。
それが2013年以降は100万円以上という相場に回復したのですが、それでも110万円程度という相場に留まっていました。
また、2016年8月頃にロレックス全体が一時的に安くなった際は105万円程度まで下落したたため、ステンレスデイトナという存在としては「安い」という印象だったのです。
しかし、2016年12月頃から116520は16520とともに高くなり、その相場は130万円程度まで上昇。
そして、2017年6月から9月の3ヶ月間でも5万円程度高くなっており、まだまだ値上がり傾向が続いているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年6月 の安値(楽天) |
2017年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 白文字盤 116520 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥1,350,000 | ¥1,401,840 | 51,840 | 103.84% |
そして16520と同じように、116520も現在の約140万円という価格ではすぐに売れてしまう傾向があります。
また、現在の相場では白文字盤と黒文字盤とで相場が特に変わらない状況です。
一時期は白文字盤のほうが高いという相場でしたが、それが変わらなくなっているというのは興味深い現象です。
116500LNでは依然として白文字盤が高い傾向であるため、116520の白文字盤と黒文字盤が同じ相場というのは一時的な現象になりそうだと感じます。