最近数多くのロレックスが値上がり状態ですが、サブマリーナノンデイトも同様です。
ノンデイト14060は、2000年代前半における新品実勢価格が30万円を切っていたため、かなり値上がりしたという印象になります。
当時のスポーツロレックスで20万円台で購入可能だったモデルはこれの他になく、当時「不人気モデル」と言われていたGMTマスター2ですら約33万円程度でした。
安かった当時のサブマリーナノンデイトですが、GMTマスター2との違いは「不人気モデル」と言われていなかった点。
なぜそうだったかというと、当時ノンデイトを取り扱っているお店自体が少なく、自然と目に入ってくるGMTマスターが最安値という印象があったからだと思います。
また、ノンデイトは玄人好みのモデルというような印象もあり、通常のスポーツロレックスとは同一視されていなかった傾向があったのです。実際、当時の14060はノンクロノメーターでしたから、玄人好みという表現はよく合っていると思います。
そんなサブマリーナノンデイトが大きく値上がりし始めたのは意外と最近で、40万円台に到達したのは2015年のこと。
多くのスポーツロレックスが2013年には既に値上がり傾向でしたから、この14060も既に値上がり傾向になっていたのかと思いきや、実はそうではなかったのです。
しかし、2015年以降14060は着々と高くなっている様子。
2017年もきちんと値上がりし、今では50万円台半ばという相場になっています。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年1月 の安値(楽天) |
2017年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナ 14060 |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥483,840 | ¥548,000 | 64,160 | 113.26% |
2017年1月の個体も今回の個体もP番なのですが、それはたまたまであり14060を比較する際に特にP番同士を比べる必要性は高くありません。
ただ、2017年1月と明らかに違うのは、程度です。
1月時点では程度の良いモノが最安値状態だったのですが、現在の最安値に位置する個体は、「B」という評価。
ロレックスでよく見られる個体は「A」が多い印象ですが、現在そのような程度のモノはもっと高い水準です。
よって、2017年1月からの値動きは6万4160円より高い可能性があります。
ちなみに2001年にマイナーチェンジされた14060Mは現在約60万円という相場になっており、既に高い状況です。
5桁時代のサブマリーナノンデイトは、最後のノンクロノメーターモデル。
その意外性と、シンプルな文字盤は、これからも人気モデルとして需要が高そうだと感じます。