2016年8月頃から11月頃にかけて、ロレックスが全体的に値下がりしました。
その際、値下がりが目立ったモデルは主にスポーツロレックスであり、特に人気モデルの値下がりが目立っていた印象です。
特に2016年は、ステンレスのデイトナが新型である116500LNにモデルチェンジされたばかりであったため、デイトナ16520や116520が値下がりしている様子は異常なように映りました。
しかし、2016年12月頃からロレックスは全体的に値上がりし、相場は回復するどころか下落前の水準を大きく上回る相場にまで上昇しています。
デイトナ16520は特に上昇が目立つ印象で、2016年8月から約1年の間に80万円ほど高くなっているという状況です。
1年間という期間で80万円の値上がりという現象は、とても凄いことですが、実は、数十万円単位の値上がりとなったモデルはその他にも多々あるのです。
そして、それはこの116528のような高価格帯のモデルにもいえること。
この豪華なイエローゴールドのモデルは、2016年8月から約1年で40万円以上も値上がりしているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年8月 の安値(楽天) |
2017年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒・シャンパン文字盤 116528 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥2,150,000 | ¥2,570,000 | 420,000 | 119.53% |
この1年で値上がりしたモデルは多々ありますが、それらはステンレスが中心という印象があります。
例えば、金無垢モデルのGMTマスター2、116718LNは2016年8月と変わっていないため、金無垢モデルは値上がりしないという印象にもなります。
しかし、このデイトナのように40万円の値上がりとなったモデルも存在し、金無垢モデルだからといって値上がりしないというわけではありません。
とはいえ、同じデイトナでもホワイトゴールドの116509は安い状況。
116509はかつてイエローゴールドの116528より高い存在でしたが、今現在はなんと116528より安いのです。
ブレスレットまでホワイトゴールドのデイトナがデビューしたのは2004年と、第一次腕時計ブームの後の出来事であり、長年ホワイトゴールドブレスレットという存在を待ち続けていたファンが多かっただけにとても人気なモデルでした。
けれども、今となってはより上級なプラチナ仕様のデイトナがあるため、WGのキャラクターは弱まってしまった印象です。
それに対してイエローゴールドのデイトナは古くから「最高級のデイトナ」としてオーソドックスな存在。
そのためかイエローゴールドのデイトナは、エルプリの16528でも、6桁の116528でも2016年8月と比べて数十万円単位で高くなっているのです。