デイトナの豪華モデルといえば金無垢モデルですが、イエローゴールドモデルが4桁リファレンスの時代からあるのに対し、ホワイトゴールドモデルが出たのは90年代後半です。
さらに、ホワイトゴールドモデルは当初革ベルト仕様しかなく、ブレスレット仕様が出たのは2004年のこと。
その後はローズゴールドモデルやプラチナモデルが追加され、今では多彩なケース素材がラインナップされています。
ただ、プラチナモデルの登場は、ホワイトゴールドモデルの位置づけをぼんやりとさせてしまったという効果を生み出し、現在ホワイトゴールドの116509は値下がり傾向が目立ちます。
しかし、そんな116509の中でも「かなり値上がりしている」という仕様が存在。
それこそ、メテオライト文字盤です。
メテオライト=隕石という特徴ある文字盤のデイトナはとても魅力的な存在ですが、メテオライト文字盤のデイトナはホワイトゴールドにしか存在しないため、プラチナとはハッキリと異なる個性を打ち出せているのです。
そのため、現在でも116509のメテオライト文字盤は値上がり中であり、その相場は300万円以上という水準なのです。
とはいえ、メテオライト文字盤には116509の他にもう一つのリファレンスが存在。
それこそ、革ベルト仕様の116519。
ブレスレットモデルが値上がり傾向で300万円以上という水準であるのに対し、同じメテオライト文字盤でも革ベルトモデルとなると、実はあまり値上がりしていないのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年8月 の安値(楽天) |
2017年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ メテオライト文字盤 116519 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥1,848,000 | ¥1,980,000 | 132,000 | 107.14% |
メテオライト文字盤が登場したのは2003年ですが、その時代にはWGブレスレットのデイトナが無かったため、当初は革ベルトの116519しかありませんでした。
その際、初のメテオライト文字盤としてとても注目されたのですが、多くのファンの印象としてはWGブレスレットが欲しいという感想。
そして、翌年からWGブレスレット仕様のデイトナが出たことにより、ファンの願いは叶うこととなったのです。
今でもメテオライト文字盤といえばWGブレスレットの116509という印象が強く、2016年11月と2017年6月の比較では51万円も値上がりしているのです。
それに対して革ベルト版の116519は2016年8月と2017年9月の比較において、13万円程度しか高くなっておらず、人気が低いことが分かります。
とはいえ、116519も1年で10万円以上の値上がりとなっているため、優秀なモデルであることに変わりはありません。
メテオライト文字盤という存在は、116509を見ると300万円以上という水準ですが、革ベルトの116519を見ると、実はまだ200万円を切る額で購入可能なのです。