デイトナが高くなっている今、その他に値上がりが目立つモデルといえば、緑サブやGMTマスター2など「色」という要素があるモデルという印象です。
そのため、グラデーション文字盤という「色」要素が強いシードゥエラーディープシーのDブルーダイヤルも急激に値上がり中かと思いきや、実は相場はそこまで高くなっていません。
Dブルーダイヤルといえば、スポーツモデル初のグラデーション文字盤、さらにDEEPSEAの文字が緑色というイレギュラー要素が目立つモデルのため、緑サブなどと同じように値上がりしていても不思議ではない存在です。
しかし、2017年4月と10月の比較では高くなった額は約3万7000円。
短期間で約4万円高くなっているという要素を備える一方、実は2015年と比較すると今でも値下がり状態であるのです。
2015年におけるDブルーダイヤルの相場は約150万円という水準。
それが2016年8月頃に値下がりし、そこから現在までに回復した額が15万円に留まっています。ですから、2015年の水準までは現在相場でまだ10万円足りない状況。
そのため、見方によっては意外とお得という要素を感じるのが現在のDブルー文字盤への印象なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年4月 の安値(楽天) |
2017年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー ディープシー Dブルーダイヤル 116660 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥1,360,800 | ¥1,398,000 | 37,200 | 102.73% |
現在デイトナ116520の相場は約140万円で、このDブルーダイヤルとほぼ同じ水準となっています。
しかし、このシードゥエラーが150万円程度だった2015年において、116520の相場は110万円前後という水準でした。
ちなみにその頃16520も120万円程度だったため、ディープシーのDブルー文字盤はデイトナより遥かに高い存在だったのです。
よって、現在の相場を見ると、デイトナより安い価格で買うことができ、お得という見方もできるわけです。
デイトナ116520とDブルー文字盤、今後どちらが値上がりするかは分かりませんが、確かにいえるのは、今116520とDブルーは“どちらにしようか”と迷える存在ということです。
Dブルー文字盤という存在は、かつて「ステンレスロレックスの最高峰」という印象で、ものすごく高い存在という印象がありました。
しかし、2015年と比べて多くのモデルが値上がりした今、逆に高くなっていないDブルーダイヤルは、意外といろいろなモデルと比較すると面白い位置にいるのです。
今も昔もロレックスの王様といえばデイトナですが、一時的にそのデイトナより遥かに高い位置にいたDブルーダイヤル。
今後どのような相場になるかは分かりませんが、デイトナなどと検討する価値のある魅力的なモデルであることに違いありません。