この5111PRというパテックフィリップはコンビモデルなのですが、コンビといってもひと味違うコンビです。
コンビといえば“ステンレスとイエローゴールド”というモノが思い浮かびますが、このゴンドーロは“プラチナとローズゴールド”のコンビ。
ケースの大半が金色ではないことから分かる通り、このモデルの素材はプラチナがメイン。ローズゴールド部分は文字盤の上下に留まっているのです。
プラチナとローズゴールドのコンビというのは珍しく、色合いも美しく魅力的。
ただこの時計、そのような時計本体の魅力だけでなく、もう一つ大きな魅力が存在します。
それは、プラチナ製のパテックフィリップとしてはかなり価格が安いという点。
ケース裏蓋部分までプラチナのこの時計が、現在180万円台という額で購入可能なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2015年8月 の安値(楽天) |
2017年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
ゴンドーロ 5111PR |
中古 | 2年 2ヶ月 |
¥2,059,000 | ¥1,833,840 | -225,160 | 89.06% |
このゴンドーロ5111PRは、2015年と比べて値下がり状態なためお得に感じます。また、2012年1月でも180万円程度という中古価格だったため、現在の相場は2012年と同等ということからも、さらにお得感を感じる時計です。
2012年といえば、パテックフィリップは今より全体的に安く、現在130万円前後のカラトラバ5000は80万円台ほど購入可能。ノーチラス5711に至っては150万円以下で買えた時代です。
さらに2007年でも188万円という価格だったため、5111PRはとても“値動きしない傾向”のモデルです。
ですから、
- パテックフィリップ
- プラチナ
という人気要素があるにもかかわらず、2012年と同等で買えるこの時計は、現在かなりお買い得な存在となるわけです。
ちなみに、このモデルには“ケース横のダイヤ”がありません。
通常、プラチナ製のパテックフィリップには、6時位置のケースサイドにダイヤモンドがあるのですが、5111PRは“ほぼプラチナ製”であるにも関わらず、プラチナ扱いされていないためそれが無い模様です。
とはいえ、定価は350万円程度であるため、立派にプラチナモデルの価格として遜色ないモデル。
- プラチナとローズゴールドのコンビ
というきれいな色合いが珍しく、粋なモデルである一方、
- 200万円以下で買えるプラチナパテックフィリップ
というお得な要素が存在。
よって、『粋なモデル』を『お得に買える』というとても良い条件だと感じます。