15200の後継機として2007年にデビューした115200は、エアキングの114200と同時に登場しています。
5桁時代から2014年頃まで、エアキングのデイト付きバージョンという印象だったオイスターパーペチュアルデイト。
デイトがない“オイスターパーペチュアル”という存在は、いつも当たり前のようにある存在という印象がありますが、5桁時代はステンレスモデルが無く、6桁時代も2014年頃まで存在しなかったという経緯があります。
2015年にオイスターパーペチュアルは文字盤が新しくなり、2016年にエアキングは116900へとイメージチェンジを果たしました。
その一方でオイスターパーペチュアルデイトは、現在でも2007年に登場したモデルが継続して販売。
公式サイトでは、デイトジャストのカテゴリに「デイト」として紹介されているように、現在位置づけが不鮮明なモデルです。ちなみに「114200」には専用のカテゴリがあり「オイスターパーペチュアル」として記載されています。
そのため、あまり評価されていないのかと思いきや、中古相場では意外と評価されており、上級なデイトジャスト116200とほぼ同等の水準となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年11月 の安値(ヤフオク) |
2017年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
オイスターパーペチュアル デイト 黒文字盤 115200 |
中古 | 4年 11ヶ月 |
¥338,000 | ¥438,000 | 100,000 | 129.59% |
オイスターパーペチュアルデイト115200がデイトジャスト116200とほぼ同等の水準である理由は、オイスターパーペチュアルデイトの数が少ないからだと推測できます。
デイトジャストはメジャーなモデルであるため、一定の流通があり高くなることも安くなることもある存在。ちなみに、数ヶ月前より116200は高くなりつつあるため、今後115200との価格差は広がるかもしれません。
一方オイスターパーペチュアルデイトは、有名なモデルではなく数も少ないため、値動きしづらい傾向があるのでしょう。そのため、デイトジャストより高いぐらいの相場になることもある一方、2012年から変動した額は約10万円という水準です。
2012年と比較して変動した額が10万円という値動きは、ロレックスとしてはかなり低い水準です。ミルガウス116400GVがもっとも値動きの少ないモデルでしたが、最近60万円以上という水準になっているため、2012年との比較で10万円以上の価格変化となっています。
ですから現在、オイスターパーペチュアルデイトは値動きしないロレックスの上位的な存在なのです。
よって、数多くのロレックスが高くなった今、お得感のあるロレックスというのが115200となります。
- 現行モデル
- 34mmサイズ
という115200は、普段使いにもとても良く値動きが大きくないというように、買いやすさと実用性の高さを兼ね備えたモデルともいえる存在。
とはいえ、同じ価格でオイスターパーペチュアル114200最新モデルを新品で買うことができるため、「デイト」という価値をどのように評価するかは判断が分かれるところでしょう。