iPhone Xの予約開始日には争奪戦が起こり、16時1分に予約注文が開始されると、その10分後には既に全てのモデルが2週間以上待ちという状況になった模様です。
発売日である11月3日に入手確定できた人は“勝った”と思ったことでしょう。
iPhoneXが凄いのは、最も安いモノでも本体価格が12万円以上するという点。
10万円の買い物に対して多くの人がこれだけの情熱を注げているという現象はとても凄いものがあります。
また、iPhone Xを早い段階で手に入れることができた人は数週間の間は買った値段より高く売れる可能性もあるかもしれません。そういう意味でも、iPhoneXは発売日初日に10万円以上出して買う価値があるモノといえるでしょう。
しかし、値上がりという意味ではロレックスに勝つことはできません。
4年前に発売されたGMTマスター2の116710BLNRは、今でも中古が定価を上回る相場。
そして、今年2017年8月から10月までの、たった2ヶ月間の間で8万円も高くなっているという凄い状況なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年8月 の安値(楽天) |
2017年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 116710BLNR |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥1,010,000 | ¥1,090,000 | 80,000 | 107.92% |
2016年とは反対に、2017年は価格が上昇しています。
2016年8月頃から数多くのロレックスが値下がりし、この116710BLNRも90万円を切る状態まで下落。それが12月頃まで続いていたため、1年前と現在とでは全く異なる状況です。
2016年10月に90万円を切っていた117610BLNRは、2017年になると相場が回復し、8月には100万円を越すという相場まで上昇。
116710BLNRは先の通り、かねてからプレミア価格状態ですが、100万円以下で売られる個体が無い状況になったのは初めてでした。
そして、その現象が起こってから2ヶ月後の今、その相場はなんと110万円近くまで上昇。
たったの2ヶ月で8万円高くなるということになっているのです。
現行モデルである116710BLNRの相場がここまで上昇するというのは、iPhone Xを遥かに凌ぐ需要と供給のバランスだといえるでしょう。
iPhone Xは、入手困難な状況が続くのは長くても数ヶ月という単位だと予測できます。
しかし、116710BLNRはデビューしてから4年経過している状況でもなお値上がり状態。
腕時計の場合、生産終了したモノのほうが値上がりしやすい場合が多い傾向がありますが、この時計は現行モデルであり生産終了品でもありません。
117610BLNRは、
という、もっとも値上がりには不利な条件でも2ヶ月という短期間で8万円という値上がりをしている凄い時計なのです。