2017年は数多くの腕時計が値上がりしていますが、その中でも特に目立っているのがスポーツロレックスです。
特に最新モデルである、6桁リファレンスのGMTマスター2やサブマリーナなどは数ヶ月単位で値上がりしており、カラーベゼルモデルだけでなく黒ベゼルモデルも高くなっている印象。また、それらと比べてややマニアックな要素がある高級モデル、ヨットマスターの116622もその例に漏れません。
しかし、最新スポーツロレックスの中で値上がりが地味というモノも存在。
特にそれが目立つのはミルガウスですが、ミルガウスは2007年にデビューした存在であり、6桁時代のスポーツモデルとしては初期のモノという側面もあります。
例えば、値上がり傾向の116710BLNRのデビューは2013年ですし、116610LVは2010年のデビュー。よって、現行モデルでは新しいモデルの方が値上がり傾向だともいえるのです。
けれどもエクスプローラー2は、2011年にデビューしたという側面を持ちながらも、あまり値上がりしていない傾向があります。
確かに1年弱で6万円以上の値上がりとなっているのですが、他のモデルの値上りと比べると弱いともいるのです。
そして、216570は2015年において60万円台後半という相場だったということを考慮すると、現状相場は2015年水準に戻りつつある状態でもあるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年6月 の安値(楽天) |
2017年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エクスプローラ2 白文字盤 219570 |
中古 | 1年 5ヶ月 |
¥594,000 | ¥656,640 | 62,640 | 110.55% |
エクスプローラー2の216570は、2016年に一度値下がりしたという事になりますが、2012年頃において50万円程度だったため、実は2016年の水準でも2012年と比べると値上がり状態です。
とはいえ、現在では他のスポーツモデルが数ヶ月単位で値上がりしていく中、取り残されているという印象でもあるため、ある種のお買い得感があるモデルでもあるのです。
特に、デイト付きの6桁スポーツロレックスとしては現在、唯一60万円台で購入可能という存在です。
ちなみに、かつてはGMTマスター2の116710LNや、サブマリーナの116040などと216570は近い額でしたが、現在GMTマスター2とサブマリーナは70万円台後半となっています。
また、同じくエクスプローラー2でも4桁リファレンスの1655は2016年から2017年にかけてかなり上昇。
さらに5桁リファレンス16570のM番以降のモデルは60万円に迫っており、216570との価格差は狭まっています。
よって、エクスプローラー2というモデルの事情を考慮しても216570にはお買い得感を感じるのです。