最近値上がり傾向のノーチラスですが、特に高いのは青文字盤です。
青文字盤のノーチラスは最近400万円以上となった現行モデルの5711だけでなく、前モデルの3800でも高くなっています。
現在3800/1Aの青文字盤は300万円近い額となっており、100万円以下で売られていた2000年代より“かなり”高くなったのはもちろん、1年前である2016年よりも100万円程度高くなっています。(2016年7月約178万円、2017年11月約291万円)
の3つが存在。
青文字盤が高いのは先のとおりですが、その他の文字盤は青文字盤より40万円程度も安い状況です。
そして近年、ノーチラス3800の中で、異色な文字盤といえば、黒文字盤という存在。
90年代後半頃に、当時の最新仕様としてデビューした黒文字盤は、
という仕様。
そのノーチラスらしからぬ要素が、現在特に評価されることはなく、青文字盤より安い傾向なのです。
しかし、そんな黒文字盤ですが、この1年でしっかり値上がりしています。
評価されていないといっても、ノーチラス3800というくくりの中での話であり、相対的には「ステンレスのノーチラス」として立派に人気がある時計なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年12月 の安値(楽天) |
2017年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
ノーチラス 3800/1A-001 |
中古 | 0年 11ヶ月 |
¥2,138,400 | ¥2,484,000 | 345,600 | 116.16% |
2017年は数多くの時計が値上がりしましたが、黒文字盤ローマンのノーチラスという、今となってはそこまで知名度が高くないなモノが30万円以上の値上がりをしたというのは、ノーチラスの人気がとても強いということを示しているように感じます。
例えば、人気がある時計でも少し違うデザインの文字盤は値上がり傾向とならないこともあります。
けれども、ノーチラスの黒文字盤ローマンは、約1年の間において30万円以上という水準の値上がりとなっており、とても立派な値上がりであるのです。
ちなみにこの黒文字盤、2017年現在では青文字盤より人気が無い様子ですが、2000年代前半においては「最新モデル」という印象で人気があった存在です。
特に当時、新品でノーチラスを買おうと思った場合、販売されていたのはこの黒文字盤という印象で、青文字盤はかなりマニアックな存在だったのです。
また、独特な青文字盤に対して、その頃「古い」という印象もあり、今では考えられないほど青文字盤のノーチラスは誰からも注目されていなかったのです。