2017年は数多くのロレックスが値上がりしましたが“特に有名なモデルだけ”というわけではなく、様々なモデルが数ヶ月単位できちんと値上がりしています。
16613SGは、5桁リファレンスの頃に存在したサブマリーナの豪華文字盤仕様で、ドット部分にダイヤ、バー部分にサファイアを配置したモノ。
6桁リファレンス時代にもダイヤ文字盤仕様の116613GLBが出ていますが、そちらはバー部分のサファイアが無く、ドット部分のダイヤのみとなっています。
とはいえ、116613GLBは2014年頃に生産終了となっており、生産された期間が5年程度と短いためか、2011年の新品実勢価格より2017年6月の中古価格のほうが68万円ほど高くなっています。さらに、11月現在ではさらに値上がりしており、緑サブのように数ヶ月単位で高くなっている状況です。
けれども16613SGのほうはそれと比べると値上がり額が弱いともいえる状況。
16613SGには、今となってはレア感を感じる要素があるにもかかわらず、あまりレアとされていない模様です。
6桁時代のダイヤ文字盤に設定される色は通常モデルと変わりありませんが、16613GSの場合ダイヤ文字盤専用色となっています。さらにその専用色はシャンパンとグレーの2種類が用意されており、より特別感を感じられる仕様なのです。
そして、今ではサブマリーナにおいてダイヤ文字盤という仕様が存在していないため、16613SGは116613GLBと同じく“サブマリーナのレアなダイヤ文字盤”という存在であるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年2月 の安値(楽天) |
2017年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ シャンパン文字盤 16613SG |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥832,800 | ¥958,000 | 125,200 | 115.03% |
実際、16613SGは2017年2月から11月にかけて12万円以上高くなっているため、優秀な値上がり時計です。
とはいえこの値上がり額は他のモデルの事例を見ると“そこまで高い”というわけではありません。
16613SGには、
という強い要素が存在するため、それを考慮するとそこまで高くなっているわけではないという判断が可能です。
ちなみに現在、程度Bのモノがもう少し安くありますが、それを基準とした場合、2月から値上がりした額は10万円以下となります。
ただし、通常文字盤の16613の場合、2016年2月から1年半かけて値上がりした額が6万円という水準。それと比較すると16613SGは、5桁時代の青サブとしては優秀な値上がり額となっているという側面もあるのです。