ランゲ&ゾーネといえば、パテックフィリップと並ぶ孤高の腕時計ブランドという印象があります。
特に仕上げのクオリティや、それに見合った価格が孤高と呼ぶのにふさわしいのですが、それだけでなくデザインも上品で美しく、とても高級と感じるブランドです。
とはいえ、そんなランゲ&ゾーネのランゲ1は最近値下がり状態。
2010年から2015年にかけて100万円以上も高くなったのですが、2015年と比べると最近は値下がりしています。
ただ、値下がりしたとはいえランゲ1は依然として200万円以上という相場。
その一方でランゲ&ゾーネには100万台前半という価格で手に入るモノが存在します。
既に生産終了となっているサクソニアの前モデル、105.022はなんと現在110万円台で購入可能。
この価格帯といえば、現行世代のステンレススポーツロレックスとほぼ同水準ですが、同じ額でランゲ&ゾーネを狙えることができるのです。
このモデル、とても美しく高級感があり格好良い見た目であるため、不人気要素を感じさせません。それなのに安価(ランゲ&ゾーネとしては)で手に入るという嬉しい時計。
また、デザイン的な要素を抜きにしても、ランゲ1と比較して“足りない要素”はパワーリザーブインジケーターのみ。
ランゲ&ゾーネのアイコン的存在であるアウトサイズドデイトも、ガラス製の裏蓋から眺めることができる美しいムーブメントもランゲ1と特に違いを感じません。
ですから見方によっては、『パワーリザーブインジケーターが無いだけで100万円安く買うことができる』とも取れるのがサクソニアの面白い点です。
実際、そのようなお得要素は片隅に置いておいたとしても、ランゲ&ゾーネにおいて評価されている要素を備え、さらには美しい見た目であるサクソニア。一見スポーツロレックスより遥かに高そうに見えるこの時計が、同じ水準で手に入るというのは、とても魅力的だと感じます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2013年春頃の安値(タイムトンネル) | 2017年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ランゲ&ゾーネ
サクソニア 105.022 |
中古 | 4 | ¥999,800 | ¥1,152,600 | 152,800 | 115.28% |
この時計、ランゲ1より100万円程度安いというだけではなく、時計が高くなり始める瞬間的時期である2013年春頃と比べて、値上がりした額が15万円程度。ランゲ1の場合、2015年と比べて値下がり傾向の今の水準を2010年と比べた場合でも60万円以上の値上がりとなっているため、値上がり額が15万円というのは、ある種のお得感を感じることができるのです。
よって、
という内容で110万円以下というのは、どの方向から見てもお買い得と映ります。
ちなみにこの時計、パワーウォッチの2007年9月号で俳優の神田正輝さんが所有する時計として紹介されていますが、神田正輝さんが着用している姿はとても格好良く、とても輝いて見えます。