セイコーの高級ラインにはグランドセイコーとクレドールがありますが、最近はグランドセイコーを見る機会が多く感じます。
セイコーといえば、世界で最初にクオーツ腕時計を量産したメーカーですが、ラインアップする時計にもクオーツが多く、特にグランドセイコーは高級クオーツというポジションを強化している様子です。
また、クレドールについても薄型クオーツのドレスウォッチという印象が強く、やはりクオーツという印象が強いといえるでしょう。
しかし、そんなクオーツの印象が強いクレドールにおいて、機械式モデルも存在。
それがこのGBBG998というモデルなのですが、何かと良い要素が満載です。
という内容ですから、とても高そうだと感じます。
しかしこの時計、現在でも40万円台前半で購入可能なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2015年7月 の安値(ヤフオク) |
2017年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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セイコー
クレドール GBBG998 |
中古 | 2年 5ヶ月 |
¥354,242 | ¥428,000 | 73,758 | 120.82% |
金無垢の腕時計はクオーツの場合、マニュファクチュールのジャガールクルトでも30万円台後半で購入可能ですが、機械式となるとこの価格帯で購入可能なモノはなかなかありません。
ですから、価格的な意味合いだけで考慮した場合でも、40万円台前半で買える金無垢機械式マニュファクチュールのお得腕時計という要素が存在します。
そしてこの時計には先のように、様々な魅力ポイントが存在。
特にレトログラードの曜日表示は他の時計ではあまり見ることがないため、魅力的に映ります。
そして、このデイ表示による左右非対称デザインが、よりこの時計の魅力を引き立てています。
インダイヤルのデイ表示時計は、パッと見た印象がクロノグラフという印象となることがありますが、この時計の場合は左右非対称デザインであるため、クロノグラフのようには見えません。
そして、それをギョーシェ彫りの文字盤が更に良く引き立てており、艶っとしたケースデザインとともに、とても美しいデザインになっていると感じます。
そしてこれだけの内容で40万円台前半というのが、今とても魅力的に映ります。
ちなみにこの時計、いつ頃販売されたモデルなのかが不明なのですが、同じ構成の4S77ムーブメントを搭載しているモデルが2000年に登場しているため、2000年前後に発売されたモデルだと推測できます。