より大きく豪華なデイデイトとして2008年にデビューしたデイデイト2。
41mmというケースサイズがもたらすボリューム感がプラチナと相まって、ものすごく豪華に見える時計です。
とはいえ、そのボリューム感ゆえに往年のデイデイトの特徴がやや薄れたようにも感じられるためか、大きなデイデイトという存在は2015年にデイデイト40へと変更されています。
そのため、シリーズ自体の存在期間が2008年から2015年までとかなり短めです。
そしてその希少性と豪華さから、2016年12月の段階で2012年より180万円以上も値上がりしているという存在でした。
しかし、その記事の時点での価格は448万円という水準。
それでも十分に高いと感じますが、それから1年経った今ではそこからさらに30万円以上高くなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年12月 の安値(楽天) |
2017年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイデイト2 アイスブルーローマン文字盤 218206 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥4,480,000 | ¥4,680,000 | 200,000 | 104.46% |
アイスブルーの218206は中古で売られている個体が少ないため、相場の把握が困難な傾向があり、1年前の記事では「判断が難しい」と記載しました。
けれどもその後450万円程度の218206はきちんと売れており、この数ヶ月間でも数本売れている模様です。
よって、218206は400万円台という価格で需要があることは明らかだといえるでしょう。
ちなみにこの時計、2012年11月の時点では約261万円という水準。その時点と現在を比較すると、なんと217万円以上も値上がりしている計算になります。
時計本体の価格ではなく値上がり額が200万円というのはとても驚く現象ですが、218206という時計はそれほど凄い値動きを見せているのです。
強い特徴というのは値上がりに対してよく作用しますが、このデイデイト2には、
というような強い特徴が多々存在。
特に超豪華なモデルというものは強い個性となる傾向があり、デイデイト2の各要素は超豪華という前提があって成り立っています。
よって、このデイデイトはまさに高くなる時計の特徴を有しており、このような水準になっているのが分かります。
ちなみに現在ホワイトゴールドモデルの218239は約284万円という水準で、プラチナモデルより200万円ほど安いという状況です。
36mmデイデイトの場合、118206のアイスブルー文字盤(2,916,000円)とWGの118209(1,697,440円)との価格差は120万円程度。
よってデイデイト2の場合、PtアイスブルーがWGより200万円高いため、プラチナアイスブルー文字盤がより評価されているのです。