ステンレスより一足早く6桁時代のGMTマスター2としてデビューしたイエローゴールドモデル。
2005年のデビュー時よりセラミックベゼルが採用され、現行世代のスポーツロレックスの幕開けとなったモデルです。
また文字盤色には「緑」が用意されており、それまで無かった色の採用から更に新しさを感じることのできる内容となっています。
ただ、文字盤色が異なってもベゼルの色が違うということはなく、それは116618LNというリファレンスを見ても分かります。
5桁時代まではコンビ以上に設定された専用色の場合、文字盤色だけでなくベゼルカラーも“茶金”というようなモノがあったため、黒ベゼルのみというのは少し寂しい気もします。
とはいえこの金無垢モデルの場合、緑文字盤のもたらすインパクトが大きく、カラーベゼルモデルに引けを取らないインパクトだともいえるでしょう。
色というポイントは現在とても人気が高い要素ですが、それはべゼルだけには限りません。例えば、ディープシーのDブルー文字盤といえば、“特徴的な色”という印象ですが、そのベゼルは『黒』が採用されています。
ですからこの116618LN緑文字盤も、それら“色要素”のある人気モデルの数々と同種のカテゴリに属す存在だといえるでしょう。
ただ、GMTマスター2の緑文字盤はイエローゴールドモデルにしか設定されていない色で、コンビにすら採用されていません。
そのため、何かと遠い存在であるため話題になることも少ない傾向があります。また、同じ6桁のGMTマスター2には116710BLNRや116719BLROが存在するため、色要素のGMTマスター2といえばそれらという印象にもなりがちです。
では、このような事情がある116718LN緑文字盤が現在どのような様子かというと、きちんと値上がりしています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年10月 の安値(楽天) |
2017年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 緑文字盤 116718LN |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥2,538,000 | ¥2,721,600 | 183,600 | 107.23% |
116718LNについて興味深いのは、年々相場がきちんと高くなっているという点。
116718LNが高くなる一方、青赤ベゼルのWGモデルである116719BLROは2016年と比べて相場が大きく変わりません。
そして、現在116719BLROは299万8000円という額で購入可能であるため、両者の価格差は約27.6万円にまで狭まっているのです。
116718LNは2012年という安い時期に158万円という額だった存在である一方、116719BLROはデビューしたのが2014年であるため200万円以下になったことがありません。
これまで、WGで青赤ベゼルという116719BLROは他を凌ぐ“高い存在”という印象だったのですが、現在は意外にもYGと大きな差がないのです。