腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

値上がりは落ち着いた、ロレックスデイトナ16520

2017年12月23日更新
ロレックスのデイトナ16520について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年7月の安値(楽天)と2017年12月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この0年5ヶ月での変動は¥55,280だった。

デイトナ 白文字盤 16520についての考察(2017年12月)

2016年12月から急激に値上がり傾向となったデイトナ16520

その相場は月を追うごとに高くなり、「高い」と思っても気づいたらもっと高くなっているという状況が2017年には続きました。

16520の相場は2016年12月まで120万円程度だったのが、2017年8月には180万円台にまで到達。

そして、9月頃には200万円以上という状況になっていたのです。

しかし、200万円台という水準に達すると、16520の値上がりは止まり気味となり、200万円を切る個体がいくつか出るという様子になりました。

12月となった今もその状況は変わらず、デイトナ16520は相変わらず200万円前後という位置にいます。

一時は黒文字盤より白文字盤のほうがだいぶ高いという様子でしたが、最近は文字盤色での価格差があまりない状況。

2017年7月と比べると値上がり傾向に違いはありませんが、その相場は7月以前のように「短期で驚くほど変わった」というわけではありません。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年7月
の安値(楽天)
2017年12月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
白文字盤
16520
中古 0年
5ヶ月
¥1,872,720 ¥1,928,000 55,280 102.95%

9月頃に16520は200万円を切る個体が無かったため、今の状況はそれと比べると若干の値下がりだともいえます。

9月時点の16520約203万円という個体が最も安かったため、今の状況は9月と比べて10万円程度安いということになります。

とはいえ、この値動きの場合「値下がり傾向」というより、デイトナ16520の値動きが200万円前後という水準で「止まった」という認識が良いでしょう。

ですから「2016年12月に約120万円だったのが、2017年12月には約200万円となった」ということ。つまり、デイトナ16520は短期間での値上がりを繰り返した結果、1年で80万円程度値上がりしたということになります。

これまで日を追うごとに値上がりを繰り返していたデイトナ16520ですが、この数ヶ月間は相場が一定の水準となり、約200万円の時計という水準で落ち着いたという状況です。

今後も相場が動く可能性は当然ありますが、この2ヶ月の様子を観る限りでは、しばらく安定しそうな気配だと感じます。

そして興味深いのは、116520の値動きが活発になっているという点。

以前の記事でもお伝えしましたが、これまで目立った値動きという感じでは無かった116520が最近は高くなっている様子です。

116500LNが登場してもうすぐ2年になりますが、生産終了モデルである16520116520の値動きが今後もどうなるのか楽しみです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。