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現在相場考察

コンビの最高峰は値上がり傾向、ヨットマスター2 116681

2018年1月1日更新
ロレックスのヨットマスター2116681について斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年8月の安値(楽天)と2017年12月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この1年4ヶ月での変動は¥174,000だった。

ヨットマスター2 116681についての考察(2017年12月)

コンビのロレックスといえばYGとSSのコンビが一般的で、その仕様が何十年間も続いていました。

そんなコンビモデルにおいて、エバーローズゴールドとSSのコンビとして登場したのがヨットマスター2の116681。

ロレックスのリファレンスは、末尾が素材を示していますが、RGとSSコンビに振り分けられた末尾がこのヨットマスターから分かる通り「1」という数字です。

WGベゼルの「4」、Ptベゼルの「2」、YGSSコンビの「3」は目にしますが、「1」は多くなく、スポーツモデルではヨットマスターにのみに存在する仕様です。

エバーローズゴールドという色はとても人気のある色ですが、そのコンビ仕様というレア感と相まってこの116681の相場はデビュー当初から高めです。

更にこのモデル、2016年8月から1年弱経った今、なんと17万円以上も値上がりしているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年8月
の安値(楽天)
2017年12月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター2
116681
中古 1年
4ヶ月
¥1,878,000 ¥2,052,000 174,000 109.27%

コンビのモデルとして現在高値という印象なのは、サブマリーナの6桁ダイヤ文字盤モデル116613GLBですが、それよりヨットマスター2のほうがだいぶ高い相場です。

ちなみに、新しく登場したスカイドゥエラーのコンビモデルは現在199.8万円という額で売られているため、コンビのロレックスとしてはこのヨットマスター2が最も高い可能性があります。

ヨットマスター2とスカイドゥエラーは、ロレックスとしては珍しいコンプリケーションモデルですが、それらモデルはコンビの相場が200万円水準となっているのです。

コンビモデルというと、現行スポーツモデルの現在相場が100万円前後という印象ですが、コンプリケーションかつエバーローズゴールドのコンビモデルであるヨットマスター2となると200万円以上という水準になるのです。

ちなみに、ヨットマスター2のステンレスモデルの場合、現在相場は約150万円という水準で2016年と比較して12万円程度の値上がり状態。

とはいえステンレスモデルは、2016年夏過ぎに一時的に安くなっていたため、現在相場は2016年夏以前の状態に回復したに過ぎません。

一方このローズゴールドコンビの116681は2016年8月と比べてきちんと値上がり状態

よって、このローズゴールドモデルは人気のあるモデルだといえるでしょう。

実際、青と金色の組み合わせは、サブマリーナでも人気のある配色で、とても魅力的な色。

白の文字盤と、青いセラミックベゼル、そしてローズゴールドとステンレスのコンビが独特の美しいバランスとなっており、とても魅力あるモデルだと感じます。

実際、ヨットマスター2の中で他のスポーツモデルに無い素材を唯一採用しているのがこの116681であり、そういったレアポイントからも魅力ある1本だと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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