2015年に登場した5711ノーチラスのローズゴールドモデル。
1982年に登場した3800には超レアモデルとしてローズゴールド版が存在しますが、5711/1Rが登場するまでローズゴールドのノーチラスという存在は幻という印象でした。ノーチラスにはWGやプラチナというレアな素材が存在しますが、それらよりもローズゴールドという色はレア感が強かったのです。
そのため、デビュー当初より5711/1Rはノーチラスのレア物という印象が強く、その相場は500万円以上という水準。
とはいえ、RGモデルは現在、現行モデルとしてラインナップされているため、今ではWGよりもレア感が薄い印象となっています。
また、豪華かつ話題性の高いモデルだったためデビュー当初よりその相場は高めです。実際、2016年の約510万円という価格は十分に高いとも取れる価格だと感じます。
出たばかり、ローズゴールドという話題性、500万円以上という水準だったことから、さらなる値上がり現象とならなさそうにも見えるこの時計。
しかし、2017年12月の相場は600万円水準となっており、1年弱で80万円規模の値上がりを魅せているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年7月 の安値(楽天) |
2017年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
ノーチラス 5711/1R |
中古 | 1年 5ヶ月 |
¥5,151,000 | ¥6,018,000 | 867,000 | 116.83% |
ちなみに最近、ノーチラスの初代モデル3700のステンレス版が珍しく売られており、その価格は718万円という水準。
2009年まで100万円台だったため、値上がりした額が500万円規模となるため記事化しようと思ったのですが、記事を書く以前に売り切れとなってしまいました。
3700は出てから数日以内で売れた様子であり、700万円台という価格帯でありながらその人気の強さを感じさせられた出来事でした。またこの5711/1Rも594万円の個体が同じ頃、売り切れ状態となっています。
いずれにしてもノーチラスの人気はとても高い状況です。
5711/1Aの値上がりは以前からお伝えしている通りですが、5711/1Aに限らず3800でも値上がり状態であり、機械式の男性用ノーチラスは全体的に凄い様子です。
以前、5711/1Rの記事にて、ノーチラスに対しての強い人気や値上がりを「ノーチラス現象」と記載しましたが、それから1年半経った今、本当に「ノーチラス現象」というべき値上がり現象が起こっています。
2016年7月時点では、5711/1Aは300万円台、5711/1Rは約515万円だったのに対し、今ではどちらも100万円以上の値上がりとなっているのです。