ブルガリの腕時計は、90年代に登場したモデルの人気が高く、値上がりせずとも売り出されたら比較的早い段階で売れている様子です。
そして、金無垢モデルとなるときちんと値上がり傾向であり、2010年頃と比べて10万円程度高くなっています。
金無垢ブルガリの中で、特に相場が高めなのがスクーバで、2010年頃でも現在でも他のブルガリ金無垢モデルよりも高めの水準となっています。
スクーバには3針モデルとクロノグラフモデルがあり、各モデルにラバーベルト仕様とブレスレット仕様が存在。
そしてラバーベルトモデルの場合、その相場は40万円台後半以上という水準です。
スクーバよりも新しく登場したレッタンゴロの金無垢革ベルトモデルが30万円台で手に入るという事情を考えると、40万円台後半という水準は立派に評価されていると感じます。
またこの時計、近年は基本的に40万円台後半という相場を維持しており、1年前でも現在でもほぼ同じ相場となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年10月 の安値(楽天) |
2017年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ブルガリ
スクーバ SD38G |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥498,000 | ¥483,840 | -14,160 | 97.16% |
2016年10月と比べて若干安くなっていますが、この値動きだとほぼ変わっていないといえるかと思います。
2016年10月といえば、ロレックスを始めとする数多くの腕時計が安くなった時代。
そのため、2016年10月とほぼ同水準であるスクーバは、値下がり傾向なのかとも思ってしまいます。
しかし、スクーバを始めとするブルガリの各モデルは2016年夏過ぎに安くならなかった傾向があるため、相変わらず相場が安定しているといえるのです。
90年代ブルガリで人気のあるモデルはスクーバとスポーツクロノという印象がありますが、ステンレスだと大きな価格変化が無く、特に3針のスクーバはスポーツクロノより安めです。
それが、金無垢となるとスクーバが高く、それは何年も変わっていないという印象です。
スポーツクロノの場合、自動巻かクオーツかによって相場が異なりますが、クオーツより高い自動巻モデルでも金無垢となるとスクーバより安い傾向なのです。
ちなみに、ラバーベルトの金無垢モデルとして自動巻のアルミニウムの金無垢仕様であるAL38Gがありますが、そちらは30万円台という相場。
AL38Gは裏蓋と竜頭、ベゼル部分が金無垢ではないため、金無垢モデルといってもカジュアルなモデルです。
それに対してスクーバは同じラバーベルトでも高級仕様となっているため、より高く評価されているのでしょう。