2009年にデイトジャスト初の「2」として登場した116300。
「デイトジャスト2」というだけあって、通常のデイトジャストとは雰囲気、ケースサイズ、ムーブメントが異なります。
搭載される3136というキャリバーはこのデイトジャストと共に登場した新しいものでした。けれども、2016年にはより新しい「デイトジャスト41」が登場し、ムーブメントもさらに進化し、3235となっています。
ロレックスの場合、モデルチェンジのスパンが長めというだけでなく、搭載するムーブメントにもそれが当てはまります。
しかし、デイトジャストの場合2009年に新キャリバー搭載としてデビューした7年後には更に新しいキャリバーが登場。そして、デイトジャスト2も消滅しているのです。
このような「短命モデル+ムーブメント」という存在は4桁リファレンスから5桁への移行期である80年代にも存在し、新型世代への移行期に発生する事がある模様です。
現在ロレックスは、5桁から6桁世代への移行を終了したといえる時期だといえ、デイトジャスト41というモデルは1980年代後半に登場した16233やサブマリーナの16610などと同じようなオーソドックスな長寿モデルとなる可能性があるといえるでしょう。
デイトジャストにおいてレアモデルという存在はあまりありませんが、「デイトジャスト2」はその名前や存在すべてがレアモデルとして適正だといえるでしょう。
そのためか、最近相場が安定しているデイトジャストとしては、珍しく値上がり傾向となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
|
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年2月 の安値(楽天) |
2018年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトジャスト 銀文字盤 116300 |
中古 | 0年 11ヶ月 |
¥537,840 | ¥628,000 | 90,160 | 116.76% |
2017年には多くのロレックスが値上がりしましたが、その中でも最も相場変化が無かったといえるのがデイトジャストです。
そのようなデイトジャストの中で、この116300は約1年という期間で約9万円という値上がりとなっているのです。
116300はこの数年間順調に値上がり傾向で、2014年に約48万円だったのが2017年2月には約53万円、そして現在は約62万円となっているのです。
もう1つの“値上がりしているデイトジャスト”という存在である116231も2016年頃から順調に値上がり傾向で、2016年11月が約69万円、2017年4月が約74万円、2018年1月が約84万円となっています。
ですから、デイトジャストの場合、ここ何年かで値上がり実績のあるモデルが継続して値上がりしているという印象です。