2016年に登場した116500LNは、2000年に登場した116520以来、16年ぶりにモデルチェンジされたデイトナのステンレスモデルです。
「ステンレスのデイトナ」という存在は、16520の時代から20年以上渡り正規店では入手困難なプレミア価格モデルというポジションを維持しています。
2000年に116520が登場した頃にはロレックスブームだったため、デビュー当初からかなりなプレミア価格となっていました。
16520が登場した時代にはコンビニに時計雑誌が売っているということはなかったでしょうが、2000年頃にはデビューしたばかりの116520を表紙とする雑誌がコンビニに並んでいました。
16520が入手困難になったのはデビューしてから数年後である反面、116520はデビュー当初から入手困難なモデルだったのです。
デビュー当初のモデルは価格が高いという傾向がありますが、それに加えて入手困難なわけですから、2000年頃の116520は「かなり割高」と感じられる価格でした。
最近、やっと2000年頃の新品実勢価格を中古が超えたものの、これまで約16年間に渡って116520はデビューした時期が最も高かったのです。
そして、2000年頃よりも高級腕時計が高い現在、当時よりも時計ファンはさらに増えていると推測でき、116500LNのデビューという出来事は116520の時より、さらに注目度が高いといえるでしょう。
そのため、116500LNの価格は116520のように、デビューした2016年の新品実勢価格が最も高いはずなのです。
しかし、デビューしてからそろそろ2年が経過しようとしている2018年1月の今、依然として116500LNは高くなり続けているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年10月 の安値(楽天) |
2018年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 白文字盤 116500LN |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥2,157,840 | ¥2,246,400 | 88,560 | 104.10% |
116500LNはデビュー当初から白文字盤の人気が高く、相場も白文字盤が高いという状況です。
その白文字盤は2016年の新品実勢価格(3社平均)が194万9333円だったのですが、2017年4月時点で中古価格がそれを上回っていました。
その半年後である2017年10月にはさらに高くなり、中古安値が215万7840円となっていたのです。
そして2018年1月の今、2017年10月よりも116500LN白文字盤はさらに高くなっており、その上昇額は8万円以上という水準です。
ちなみに、黒文字盤もきちんと上昇しており、2017年10月から現在にかけて約7万5000円上昇しています。