ブルガリアルミニウムが登場したのは1998年ですが、2002年にはそのイエローゴールド版が出ています。
アルミニウムなのにイエローゴールド、というのはなんだか変な気もしますが、素材そのものではなく「アルミニウム」というシリーズのYG版ということなのです。
実際、アルミニウムは「AL38A」という型番であるのに対し、YGは「AL38G」という型番。型番だけではなく、プラスチック製の竜頭とチタン製の裏蓋という内容も共通しています。
アルミニウムシリーズの金無垢版という分かりづらい存在であるイエローゴールド版ですが、実はホワイトゴールドモデルやプラチナモデルも存在します。
プラチナモデルは99本限定のクロノグラフモデルで、その存在はとてもレア。
ホワイトゴールド版もプラチナに負けないぐらいレアな存在で、売られているのを見かけることが少ない存在です。
また、WGのアルミニウムはケースの仕上げがポリッシュで、文字盤もサンレイタイプとなっており、見た目的にも珍しい印象です。
そんなWG仕様のアルミニウムは、これまでYGよりも10万円程度高いという相場が当たり前でした。
しかし、現在売られているこのWGモデルは、特に問題がある個体というわけでもないのに、YGと同等かそれよりも安いぐらいの価格。
実際、2014年と比較すると10万円以上も値下がりしていることがわかります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2014年8月 の安値(ヤフオク) |
2018年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ブルガリ
アルミニウム ALW38G |
中古 | 3年 5ヶ月 |
¥458,000 | ¥344,700 | -113,300 | 75.26% |
WGのアルミニウムは登場することが少ないため、相場感を掴みづらい傾向があります。
今回出てきた個体は、2014年より10万円以上安いのですが、これが相場というよりは、たまたま安い個体ともいえるかもしれません。
ブルガリの場合、革ベルトのYGモデルが30万円台で入手可能である一方、WGモデルとなるとその価格帯では手に入らず、もっと高い相場となっています。
ホワイトゴールドのブルガリは以前からイエローゴールドより高い傾向があり、数も少なく何かと高級モデルというイメージです。
ですからアルミニウムのホワイトゴールドモデルは、
という事情から、YGより高い傾向があります。
けれども、今回の個体はイエローゴールドに遜色ない価格となっているため、珍しいと感じます。