色付きベゼルのGMTマスターシリーズの人気はとても高い状況が続いていますが、最近は凄まじい状況です。
特に青赤ベゼルの人気が高く、かつて不人気だったということが信じられないぐらい高くなっています。
また6桁現行モデルも相変わらず人気が高い状態で、116710BLNRは2013年のデビューから5年経った今でも新品定価より中古相場のほうが高い状況です。
GMTマスター2の色付きベゼルが最初に人気となったのは、2007年に生産終了となった際。
それまで“色付きベゼル”という要素は身近な存在だったのに、6桁世代からは一時的に廃止となったのです。
そして、2013年に黒青ベゼルがステンレスモデルに登場し、数年ぶりに色付きベゼルは復活。
しかし、長年GMTマスターのアイコン的存在である青赤ベゼルに関しては、2014年に復活したものの、ホワイトゴールドモデルのみへの設定であり、今でも孤高の存在という印象です。
青赤ベゼルという存在は、身近な存在だと人気が出ない反面、遠い存在であればあるほど人気が出る模様です。
そんなGMTマスター2の中で、2007年以降未だに復活していない色が今でも存在します。
それが茶金ベゼルなのですが、このモデルは5桁時代までコンビ以上にのみ設定された配色でした。
サブマリーナの青ベゼルに相当する色なのですが、青サブは途切れること無くモデルチェンジされ、2009年から6桁世代となっています。
しかし、コンビの茶金カラーだけは廃止されてから既に10年もの時が経過し、“遠い存在”という状況が今でも続いているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年5月 の安値(楽天) |
2018年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 ブラウン文字盤 16713 |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥822,000 | ¥968,000 | 146,000 | 117.76% |
そのレア感のためか、茶金ベゼルの16713は8ヶ月間で14万6000円の値上がりとなっています。
茶金ベゼルの16713は、一時的に30万円台で売られていたこともあるため、2017年5月時点の約82万円という相場でも十分に高く感じることができたのです。
しかし、今となってはそこからさらに14万円以上値上がりしているため、8ヶ月前の相場が安く感じてしまいます。
とはいえ、2017年5月時点ではステンレスの16710が60万円台後半という水準。16710は今では80万円台前半まで上昇しており、約14万円の値上がりとなっています。
よって、16713茶金ベゼルの値上がりは16710と同じ水準であり、特別茶金ベゼルという要素が評価されているわけでは無さそうです。
茶金ベゼルはとても魅力ある配色ですし、今でも復活していないというレア感があります。
そのため、「茶金ベゼル」いう要素がもう少し評価されても良いのではとも思います。