2017年はロレックスが高くなったという印象がありますが、オメガについても値上がりしているモデルが存在します。
特にスピードマスタープロフェッショナルの3570.50は、長年に渡り定番モデルとして多くの人に親しまれているため、流通量がかなり多いという事情があるにもかかわらず、値上がり状態。これはとても立派だといえる状況です。
3570.50は現在20万円台後半ですが、30万円に近いといったほうが良いぐらいの価格帯に位置しています。
3570.50は2016年春の段階では22万円程度だったのが、2017年の春頃には既に25万円以上だったため高くなっていた様子です。
ちなみに、3570.50は2000年前後の第一次腕時計ブームの時代、新品が20万円以下で入手可能でした。
ですから現在の中古相場は、その頃の新品実勢価格より10万円程度高くなっているのです。
その2000年前後という時期に、3570.50とほぼ同じ内容でラインナップされていた別モデルが存在します。
それが、ファーストレプリカと呼ばれている復刻モデル。
このモデルはその名の通りプロフェッショナルの初代を復刻したデザイン。
が3570.50と大きく違う要素となっています。
このモデルの2000年前後の新品実勢価格は3570.50とほぼ同様でした。
しかし、2017年4月頃は3570.50よりも安かったため、お買い得という印象があったのです。
ファーストレプリカは復刻版であるためレア仕様という要素があります。そのため、3570.50より高くても不思議でない存在なのですが安かったというのは意外です。
とはいえ、今となってはファーストレプリカもきちんと値上がり状態。
現在の相場は3570.50とほぼ同水準となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年4月 の安値(楽天) |
2018年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オメガ
スピードマスター 3594.50 |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥257,040 | ¥297,000 | 39,960 | 115.55% |
3570.50はとても良い時計なのですが、数がかなり多いため、同じ時計を着けている人に遭遇するということがかなり多く、その確率は高級腕時計の中で1位といっても良いほどなのではないでしょうか。
それに対して、ファーストレプリカは数が少ないため、着けている人に遭遇することはあまりないと考えられるため、「少し違う」という点が高い所有満足感ともなりそうです。
2017年4月時点では、3570.50より安いという点だけでなく、上記のように良い要素があるのにお得感が強いと感じました。そして1年経たないうちに、そこから4万円近くの値上がりとなっています。