「エルプリメロ」のデイトナといえば16520ですが、5桁リファレンス時代は全てのデイトナがエルプリ搭載です。
そんなエルプリ搭載のデイトナの中でもコンビの16523は2017年にあまり値動きしない傾向がありましたが、金無垢版である16528はきちんと「数十万円高くなる」という状態になっています。
そんな16528のデイトナですが、この1年間でどのぐらいの値動きとなったかというと、約70万円高くなっています。
“急激な値上がり”の象徴的存在ともいえる16520が1年で80万円程度の値上がりですから、16528の「1年で70万円」もかなり凄いといえるでしょう。
実際、16528は2011年6月から2017年1月までの約5年半で約67万円の値上がり。アベノミクスの2013年以降に数多くの腕時計が値上がりしたとはいえ、約67万円の値上がりには1年以上の時間がかかっています。
それがこの1年の間では69万9840円も値上がり傾向。
つまり、これまで数年かかっていた値上がり額をたった1年で超えてしまったのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年1月 の安値(楽天) |
2018年2月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 白文字盤 16528 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥1,998,000 | ¥2,697,840 | 699,840 | 135.03% |
16528の2017年1月水準は199万8000円ですが、金無垢のデイトナが200万円を切っている様子は、今見るととても安いと感じます。
2017年1月時点では既に16520が値上がりしていたため、YGの16528との価格差は約50万円という水準まで狭まっている状況でした。ちなみに、その様子は2017年1月の記事でも指摘しています。
そして、今では16528は260万円以上という水準になっているのですが、この価格は金無垢のデイトナとして違和感ないと感じます。
よって、16528が1年で約70万円の値上がりとなったのは自然な出来事だともいえるでしょう。
16528には白文字盤、黒文字盤、シャンパン文字盤などの文字盤色がありますが、現在最も安いのが黒文字盤で264万3840円。白文字盤より5万4000円安い状況となっています。
なお、シャンパン文字盤は現在260万円台で購入可能なものがなく、16528のボトム価格にはいない状況。
2017年7月時点ではシャンパンが16528のボトム価格だったのですが、今では16523でもシャンパン文字盤は比較的高い存在となっています。
ちなみに2017年7月時点で16528のボトム価格はシャンパン文字盤の238万円という水準でした。そして現在のボトム価格は黒文字盤の約264万円。ですから、約半年で25万円程度高くなっているということになります。