ブランパンの「フィフティファゾムス」にはいくつかのモデルが存在し、以前のモデルと現行世代では同じ名前でも若干キャラクターが異なる傾向です。
フィフティファゾムスはサブマリーナが登場した時期から存在するモデルですが、近代的なモデルが登場したのは1997年のこと。
その際登場したフィフティファゾムスは、トリロジーシリーズに存在する3針モデルという役割。
トリロジーシリーズは、陸海空というコンセプトで3つのラインナップからなり、
という構成だったのです。
それに対して、2007年に登場した現行世代の「フィフティファゾムス」は、かつての「トリロジーシリーズ」と同義であるのです。
ですから現行世代のフィフティファゾムスは、トリロジー時代と同じく陸海空のコンセプトであり、フィフティファゾムスのラインナップとしてクロノグラフなどが存在します。
1997年に登場した世代はブレスレットモデルの流通が多く、それらの価格帯は50万円前後という傾向があるのに対し、2007年に登場した現行世代はストラップが中心となっており、中古価格も100万円以上という水準です。
見た目的には、45mmという大きなサイズになったとことや、黒いベゼルを象徴としたオリジナルに近い雰囲気となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2013年9月 の新品実勢価格(2社平均) |
2018年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ブランパン
フィフティファゾムス 5085F-1130-52 |
新品 | 4年 6ヶ月 |
¥1,109,000 | ¥1,098,000 | -11,000 | 99.01% |
ブランパンの時計は、流通量が少なめという傾向がありますが、このフィフティファゾムスも流通量が少なめです。
そして、中古価格は100万円以上という水準であるため、長らく50万円台前後という1997年モデルと比べると手が出しづらいという存在でもあります。
とはいえ、この世代に対して一定の支持がある模様で、知る人ぞ知る時計という印象。そのため2013年の新品実勢価格と現在の中古価格がほぼ同水準というバランスになっているのかと思います。
なお、2007年デビュー世代のフィフティファゾムスは、ブレスレットモデルが無い模様ですが、このストラップは防水仕様であるため、ブレスレットの必要が無いのでしょう。
また、クロノグラフの防水性能はエアコマンドの200mから向上されており、300m防水という性能になっています。
まして復刻デザインであるため、ドーム型のサファイアクリスタルを採用。
一見、魅力が伝わりづらい傾向がありますが、要素要素を紐解いていくとかなり魅力が詰まった時計だと感じます。