シェルダイヤ文字盤といえば、デイトジャストという印象があります。
この仕様は、デイトジャストだと通常文字盤より数十万円高く評価されており、高級感と人気の高さを感じる存在です。
シェルダイヤ文字盤は、90年代の革ベルトモデルからデイトナにも投入されましたが、2000年に登場した6桁モデルからは、ステンレス以外のほぼ全てのモデルで選択できるようになりました。
そんなシェルダイヤ文字盤のデイトナは、デイトジャストと同じように通常文字盤のデイトナと比べて高い相場となっています。
コンビモデルである116523の場合、通常文字盤より数十万円高い水準となっており、過去も今もその状況は変わっていません。
たとえば2010年において、白文字盤の116523は約75万円である一方、116523NGは105万円。実にシェルダイヤ文字盤は30万円ほど高かったのです。
そして2018年現在、116523の黒文字盤は約119万円ですが、116523NGは約171万円です。
つまり、現在通常文字盤よりシェルダイヤ文字盤は約52万円高い状況です。
2011年では約30万円の価格差が、現在では約52万円となっているわけです。シェルダイヤ文字盤のデイトナは、過去においても今においても通常文字盤より高いのですが、その高さに変化が生じているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年9月 の安値(ヤフオク) |
2018年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ ホワイトシェルダイヤ 116523NG |
中古 | 7年 6ヶ月 |
¥1,050,000 | ¥1,713,600 | 663,600 | 163.20% |
このシェルダイヤ文字盤のデイトナですが、2010年の水準は今見るととても安くも感じます。
ではいつ頃から高くなったのかというと、他のロレックスと同じく2013年である様子です。
2013年に116523NGは約130万円となっており、相場が変化したということが目立っています。
そして、2014年には約150万円となり、年々高くなっているという様子です。
ちなみに、116523は2013年以降において、年々高くなるというような目立った動きはあまりなく、シェルダイヤ文字盤のほうが値動きが目立つ傾向があります。
ステンレスのデイトナは2016年12月頃から、1ヶ月単位で高くなるというように目立った値動きとなった一方で、コンビモデルは2017年の終わり頃にやや上昇したという差がありますが、シェルダイヤ文字盤となるとコンビモデルでも値動きが活発なのは面白い点だといえます。
そして、その値動きの活発さにより、コンビモデルが2016年より高くなった現在でも、相変わらずシェルダイヤ文字盤と通常文字盤の価格差が大きいのだと感じます。