今年、2018年のバーゼルで新型モデルが発表され、事実上のモデルチェンジを果たしたシードゥエラーディープシー。
大きく変わったのは搭載するムーブメントであるため、見た目的な違いは新旧2つを比べないと分からないぐらいの差となっていますし、文字盤のラインナップも同様です。
これまで多くのスポーツロレックスにおいて、モデルチェンジが起こると生産終了となった旧型が評価されるという傾向があります。
ただ、今回のディープシーの場合、モデルチェンジといっても、大きく見た目が変わらないため、従来のように旧型が大きく評価されるということがない可能性もあります。
その真相は、旧型ディープシーに値動きが起こった時になって初めて分かるわけで、デイトナ116520のように生産終了となってから値上がりまで1年近いブランクが発生する場合もあります。
けれども最近、ディープシーには興味深い現象が起きています。
それは2点あるのですが、1つはDブルー文字盤の中古が無いという点。もう一つは、黒文字盤が100万円以上となっている点です。
Dブルー文字盤の中古は、現在確認できる範囲では0件となっています。最近まで「そこまで珍しくない」と思えるほどの数があったのですが、0件となったのは興味深い点。
ただこれは、謎な現象といえます。
新型においてDブルー文字盤が廃止されたのであれば、旧モデルが「レアモデル」となり0件になっても不思議ではありません。しかし、新型にもDブルー文字盤は存在するため、旧型のDブルーが激減する理由が不明なのです。
そして、黒文字盤については、現在100万円以上の水準となっており、過去と比べて値上がりしているのですが、その額は5万円程度。他のスポーツモデルでも2017年8月と現在で5万円程度の値上がりとなったモデルは複数あるため、珍しい現象とはいえません。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年8月 の安値(楽天) |
2018年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラーディープシー 黒文字盤 116660 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥950,000 | ¥1,004,400 | 54,400 | 105.73% |
また、シードゥエラーはディープシーに限らず、5桁時代の16600が値上がりしているなど最近値動きが活発な様子もあります。
よって、今回のディープシーの黒文字盤の値動きは、バーゼル2018年で発表された新型とは関連がないと推測できます。
しかし、Dブルー文字盤の中古が見当たらないという現象があるため、モデルチェンジとなったディープシーの動向は興味深い状況だといえます。