5桁リファレンス時代のエクスプローラー2である16570は、2016年まで30万円台後半で買うことができました。
2016年は多くのロレックスが値下がりした年ですが、16570はその時点に限らず2015年でも30万円台後半で購入可能。それは、エクスプローラーも同様で、14270や114270も同じような水準でした。
エクスプローラーは、2000年代前半において「1」も「2」もプレミア価格の人気モデル。ステンレスモデルとしてはデイトナの次に高いという位置にいたのですが、2016年の相場はその面影を感じられないという感想になっても不思議ではありません。
そんなエクスプローラーシリーズですが、現在はいずれも30万円台で購入することができない状況となっています。
中でもエクスプローラー2は最も値動きした傾向であり、数ヶ月に一度の頻度で価格変化が発生したという印象があります。
30万円台後半という状況に変化が起こったのは2017年の春頃ですが、その頃40万円台前半という水準になりました。
その後、夏過ぎには40万円台半ば、冬頃には40万円台後半となっていった様子です。
そして2018年の今、エクスプローラー2の16570は白文字盤、黒文字盤ともに50万円以上という水準に達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年4月 の安値(楽天) |
2018年4月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エクスプローラー2 白文字盤 16570 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥428,000 | ¥509,800 | 81,800 | 119.11% |
白文字盤に関しては、2017年4月時点で値上がり傾向となっており、40万円台前半という様子でした。そして、それから1年後の今、さらに値上がりしたという状況です。
2013年以降、長らく30万円台だったエクスプローラー2は、2017年春頃から値動きが活発化する傾向となったわけですが、2017年においては文字盤色によって価格差があるということがありました。先に40万円台となったのは白文字盤なのですが、白文字盤が40万円台の時代でも黒文字盤が30万円台という状況もあったのです。
2000年代前半であれば黒文字盤のほうが圧倒的に評価が高いという現象がありましたが、2016年に登場したデイトナ116500LNは白文字盤のほうが高いという現象となっており、その影響が他のモデルにも波及した可能性があります。
しかし、2017年夏過ぎにおいて16570は、黒文字盤のほうが再度高くなるという現象となり、時期によって「白」が高いこともあれば、「黒」のほうが高いこともあったのです。
そして、現在においては白文字盤、黒文字盤ともに50万円台であり、大きな価格差が無い状況となっています。