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70万円台になった、チュードルクロノタイム79160

クロノタイムには様々な年式があるため、筆者が見間違えたのかと思い、時間をかけて調査したのですが、やはり値上がりだと判断することができました。

実際、この個体以外の95年以前世代は80万円台の個体などが目立ち、70万円以下で売られているモノが存在しません。

また、2017年の記事の個体とこの記事の個体は、型番だけでなく文字盤色も同様ですし、製造年がどちらもB番で、同じ条件となっています。

よって、クロノタイムの95年以前世代は、この1年で大きく値上がりしたと判断できるのです。

ちなみに、「タイガー」など以前から安く買える要素を持つモデルは、同じ「クロノタイム」でも1年前と相場がほぼ変わっていません。5連ブレスレット、タイガー、青文字盤という内容の個体は、今でも25万円台で売られています。

よって、この1年で値上がりしたのは、1年前において既に「高かった」ほうの年式だったということになります。

人気があるモデルは人気に拍車がかかり更に値上がり現象となる、ということがこのクロノタイムには該当すると思います。

クロノタイムの95年以前世代は、かつて20万円台という相場が当たり前だった存在。

実際、2013年1月時点の中古は27.8万円という水準でした。

ですから、2017年2月時点の40万円台でも立派な値上がりという印象だったことになります。

しかし、今となっては70万円台となっており、考えられないほど高くなっていることになります。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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