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現在相場考察

この1年で30万円規模の上昇、ロレックスヨットマスター2 116688

2018年4月7日更新
ロレックスのヨットマスター2116688について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年4月の安値(楽天)と2018年4月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は¥324,000だった。

ヨットマスター2 116688についての考察(2018年4月)

2007年に最高級スポーツモデルの新シリーズとしてデビューしたヨットマスター2

レガッタクロノグラフというコンプリケーション機構は、ロレックスのラインナップとしてはかなり珍しく、2018年現在でも例外的な存在であることに変わりありません。

そんなヨットマスター2は、最高級な存在だけあって、シリーズで最も安価なステンレスモデルでも中古が150万円近いという水準。

イエローゴールドモデルとなると更に高く300万円台という価格帯となっています。

しかしこのイエローゴールドモデル、実は立派な値上がり腕時計で、1年前と比べて30万円以上も高くなっているのです。

ちなみに、1年前である2017年4月の水準は約345万円であり、その時点でも2008年と比較して約80万円の値上がりとなっていました。

つまりこの時計、8年かけて80万円の値上がりだったのが、この1年においては「1年で30万円の値上がり」となったわけです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年4月
の安値(楽天)
2018年4月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター2
116688
中古 1年
0ヶ月
¥3,456,000 ¥3,780,000 324,000 109.38%

イエローゴールドと青の組み合わせといえば、サブマリーナなどロレックスで採用される魅力的な色合いという印象。

ヨットマスター2のイエローゴールドモデルというだけで高そうだというイメージをいだきますが、実は同じ豪華モデルのホワイトゴールドよりイエローゴールドのほうがだいぶ高いのです。

ヨットマスター2はホワイトゴールドの場合、ベゼルが青セラミック仕様でないため、1年前の段階からイエローゴールドのほうが高い傾向。

ちなみに、ホワイトゴールドモデルは現在、2016年10月と同水準といえる状況であるため、ホワイトゴールドモデルとイエローゴールドモデルではずいぶん大きな差がある状態となっています。

最近、デイデイトやデイトナなど、ホワイトゴールドよりイエローゴールドのほうが高いという現象がありますが、ヨットマスター2の場合は2017年以前の段階からイエローゴールドのほうが高い傾向です。

イエローゴールドがブルーセラミックベゼル仕様となっているということや、イエローゴールドとブルーベゼルの色合いが人気という点など、様々な良い要素があるのだと推測できますが、そういった要素が最近のイエローゴールド人気と相まって、さらに拍車がかかったのかもしれません。

そして驚くべきことに、2017年の段階から中古340万円台という高価格帯であるにもかかわらず、1年で30万円の値上がりとなっているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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