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現在相場考察

今お得感がある印象の、ブランパン トリロジーGMT 2250-1130-71

2018年4月20日更新
ブランパンのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年12月の安値(楽天)と2018年4月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この1年4ヶ月での変動は¥-21,300だった。

トリロジーGMT 2250-1130-71についての考察(2018年4月)

1997年に登場したブランパンのステンレススポーツモデル、トリロジーシリーズ。

同時に、

  • 3針モデルのフィフティファゾムス
  • GMT
  • クロノグラフのエアコマンド
  • がデビューし、2000年にはラバーとステンレスのコンビ仕様「コンセプト2000」も追加されました。

    それぞれに搭載されるモデルはフレデリックピゲ製ブランパンですから、フレデリックピゲのムーブメントが搭載されているのは当たり前ともいえますが、やはり高級モデルだということを確認できる要素だと感じます。

    これら3モデルは、ブランパンという高級ブランドのスポーツウォッチですから、雲上スポーツのライバル的存在ともいえるでしょう。

    ただ、2000年代前半における新品実勢価格は、雲上スポーツより安く「どちらにしようか」と迷われた存在ではないかもしれません。

    そんな、トリロジー3シリーズは、そこまで有名ではない高級スポーツモデルとしていつの時代でも大きく相場変動しないという傾向があるモデルです。

    しかし、ここ1年ほどの間において、フィフティファゾムスエアコマンドには変化が起こっており、特にエアコマンドはやや高値傾向だといえるでしょう。

    また、フィフティファゾムスも最近人気がある様子で、一時的に高くなっていた時期がありました。

    その一方で、GMTは安定した水準ともいえ、2016年12月と比較してやや値下がり傾向となっています。

    本記事で参考とした中古腕時計

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    本記事の価格比較

    腕時計 状態 期間 2016年12月
    の安値(楽天)
    2018年4月
    の安値(楽天)
    変動額 残価率
    ブランパン
    トリロジーGMT
    2250-1130-71
    中古 1年
    4ヶ月
    ¥468,000 ¥446,700 -21,300 95.45%

    トリロジーシリーズは、ステンレスモデルよりラバーコンビの「コンセプト2000」のほうが高値という傾向がありますが、GMTに関してはここ数ヶ月、コンセプト2000でも特に高くないという傾向があります。

    現在、フィフティファゾムスの売り出し数が増えてきたため、GMTと大きな価格差が無い傾向ですが、それでもシンプルな3針のフィフティファゾムスの方がGMTより高値傾向

    このトリロジーのGMTは、数が少なく、売出す数が1本もないという時期も存在するのですが、近頃トリロジー3シリーズの中ではなぜか評価されていない傾向があります。

  • 豪華なモデル
  • 300m防水
  • GMT
  • という要素で、44万円台で購入可能というのは、なかなか良い条件かと思いますし、GMTマスター216710新品30万円台で売られていた時代において、トリロジーGMTは40万円から50万台という水準だった高級モデルです。

    GMT機能を有するモデルが欲しいという需要に対して、現在なかなかお得感のあるモデルだと感じます。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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