1997年に登場したブランパンのステンレススポーツモデル、トリロジーシリーズ。
同時に、
がデビューし、2000年にはラバーとステンレスのコンビ仕様「コンセプト2000」も追加されました。
それぞれに搭載されるモデルはフレデリックピゲ製。ブランパンですから、フレデリックピゲのムーブメントが搭載されているのは当たり前ともいえますが、やはり高級モデルだということを確認できる要素だと感じます。
これら3モデルは、ブランパンという高級ブランドのスポーツウォッチですから、雲上スポーツのライバル的存在ともいえるでしょう。
ただ、2000年代前半における新品実勢価格は、雲上スポーツより安く「どちらにしようか」と迷われた存在ではないかもしれません。
そんな、トリロジー3シリーズは、そこまで有名ではない高級スポーツモデルとしていつの時代でも大きく相場変動しないという傾向があるモデルです。
しかし、ここ1年ほどの間において、フィフティファゾムスとエアコマンドには変化が起こっており、特にエアコマンドはやや高値傾向だといえるでしょう。
また、フィフティファゾムスも最近人気がある様子で、一時的に高くなっていた時期がありました。
その一方で、GMTは安定した水準ともいえ、2016年12月と比較してやや値下がり傾向となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年12月 の安値(楽天) |
2018年4月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ブランパン
トリロジーGMT 2250-1130-71 |
中古 | 1年 4ヶ月 |
¥468,000 | ¥446,700 | -21,300 | 95.45% |
トリロジーシリーズは、ステンレスモデルよりラバーコンビの「コンセプト2000」のほうが高値という傾向がありますが、GMTに関してはここ数ヶ月、コンセプト2000でも特に高くないという傾向があります。
現在、フィフティファゾムスの売り出し数が増えてきたため、GMTと大きな価格差が無い傾向ですが、それでもシンプルな3針のフィフティファゾムスの方がGMTより高値傾向。
このトリロジーのGMTは、数が少なく、売出す数が1本もないという時期も存在するのですが、近頃トリロジー3シリーズの中ではなぜか評価されていない傾向があります。
という要素で、44万円台で購入可能というのは、なかなか良い条件かと思いますし、GMTマスター2の16710が新品30万円台で売られていた時代において、トリロジーGMTは40万円から50万台という水準だった高級モデルです。
GMT機能を有するモデルが欲しいという需要に対して、現在なかなかお得感のあるモデルだと感じます。