パテックフィリップノーチラスといえば、近頃世界中で人気のある高級腕時計という存在であり、その人気度はデイトナを超えたといっても過言ではありません。
特に現行モデルの青文字盤、5711/1A-010は2017年に相場が上昇し、それまでの300万円前後という水準から400万円以上となりました。
5711/1A-010は2018年に入り、中古が0本という状況が目立っているため、現在の様子をお伝えするのは困難なのですが、同じ青文字盤かつほぼ同一のモデルといえる5711/1A-001の中古が500万円以上となっていることから、中古があったとしても400万円台で購入するのは困難だと推測できます。
ノーチラス5711は、2017年4月月頃から上昇傾向で、それ以降も月を追うごとに高くなるという様子を見せていました。ただ、2017年11月頃からはそれよりも急激に上昇気味となっている様子があります。
青文字盤が400万円台で売られなくなっただけでなく、前モデルである3800/1Aも上昇傾向となっています。
ただ、白文字盤の5711/1A-011に関しては2018年1月の段階で350万円台で購入可能だったのです。
しかし、4月の今において白文字盤にも変化が起こっており、400万円以下では購入できなくなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年1月 の安値(楽天) |
2018年4月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
ノーチラス 5711/1A-011 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥3,580,000 | ¥4,380,000 | 800,000 | 122.35% |
ノーチラス5711/1A-011は3月時点で400万円以上となっていましたが、その際ボトム価格だった個体は既に売れてしまっており、現在は438万円がボトム価格となっています。
これは、2017年11月時点の青文字盤5711/1A-010より高くなっており、急激に値上がりしたという印象になります。
青文字盤は先のように400万円台ではなくなっている様子であるため、白文字盤は上昇したといっても依然として青文字盤より安い位置にいます。
青文字盤の上昇に対して、白文字盤が上昇するというのは自然な現象ですが、短期間でこれだけ上昇するのは「凄い」につきます。
また、青文字盤に対して、白文字盤の5711は遅れて値上がりしたため、2017年時点で青文字盤が高くなった際、相対的に安価だった「白文字盤を買っておけば良かった」という感想にもなるかと思います。
いずれにしても近ごろのノーチラス人気は凄まじい様子であり、今後もどのような状況になるのか興味深いといえるでしょう。