2017年からノーチラスの現行モデルは全体的に高くなり、今では月を追うごとに高くなるという状況です。
ノーチラスは『かつてそこまで人気ではなかった』ということが信じられないぐらい、最近は世界中で大人気の腕時計という様子。インスタグラムを見ても、リッチそうな人や時計コレクターなどがノーチラスを投稿しているのが目立ちます。
そんなノーチラスの中で、目立って値動きしているモノといえば、デビュー当時から存在し、基本形ともいえる3針モデルのラインナップです。5711/1Aには青文字盤と白文字盤が存在しますが、最近どちらも高くなっている様子があります。
ノーチラスには、かつてコンプリケーションが存在しませんでしたが、2005年以降は様々なコンプリケーションモデルが展開されました。
現行モデルの幕開けとなった2006年、コンプリケーションモデルの象徴的存在としてデビューしたのがクロノグラフなのですが、「パテックフィリップ自社製クロノグラフ」という新しさと「それがノーチラスに搭載」という意外性が話題を呼びました。
当初登場したのは青文字盤ですが、2010年には黒文字盤が追加。
ノーチラスといえば青文字盤が高値傾向という印象がありますが、クロノグラフに関しては黒文字盤のほうが高い傾向があります。
そんな黒文字盤は、2016年の時点で2012年より約250万円の値上がりというように、上昇額の桁が他の時計とは桁が違うという感覚があります。
また、2017年は2016年と比べて約160万円の値上がりとなっており、さらに凄いという印象です。4年間で約250万円の値上がりだったのが、1年少しでさらに160万円値上がりしているのです。
とはいえ、2017年12月の時点では売り出されている個数が1つしかなく、それを相場とすることについて確実だとは言い切れなかったのです。
そんなクロノグラフのノーチラスですが、最近の様子はさらに上昇傾向。
なんと4ヶ月間で180万円も上昇しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年12月 の安値(楽天) |
2018年4月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
ノーチラス 5980/1A-014 |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥6,980,000 | ¥8,780,000 | 1,800,000 | 125.79% |
クロノグラフのノーチラス、5980/1Aは2017年12月の時点で600万円台という水準でした。青文字盤のほうが安い傾向がありますが、その青文字盤でも600万円台前半。それに対して黒文字盤は698万円だったのです。
そして2018年4月の今、青文字盤は約795万円となり、800万円近い様子。黒文字盤に関しては800万円を既に超えています。
つまり、昨年12月まで600万円台だったクロノグラフノーチラスは、今や700万円台後半から800万円台という水準になっているという状況なのです。