ヨットマスターロレジウムは初代の16622が1999年にデビューし、2012年に116622へバトンタッチしました。
16622と116622の違いは、ラインナップされる文字盤が複数になったという点や、ブレスレットの付け根であるフラッシュフィットの中央部分の長さが違うという差があります。ただ、プラチナ文字盤同士の場合、新旧におけるその差は「間違い探し」というレベルにとどまるほど似ている印象があります。
とはいえ、そんな新旧2つのロレジウムには明らかな差が一つ存在。
それは、中古相場が異なるという点です。
16622は2016年において60万円台前半という水準でしたが、116622のほうは70万円台後半。つまり、116622のほうが高いのです。
そして、2017年になると16622と116622の差はさらに開くことになります。
116622は2016年9月において約77万円という水準でしたが、2017年6月には約89万円という水準になっています。
そして、その頃において16622は60万円台後半だったため、差が開いたという印象です。
ちなみに、近頃116622において安いのは青文字盤のほうですが、上記は青文字盤と16622の比較。116622のプラチナ文字盤と16622を比較した場合、更に差が広がる傾向となるでしょう。
2017年6月に約89万円という水準だった116622の青文字盤ですが、2017年12月時点ではさらに約97万円という水準まで上昇。
その頃、16622も70万円以上という水準になっていましたが、16622より116622のほうが上昇額が高かった傾向でした。
そして、現在16622は60万円台の個体が複数出現したため、70万円を再度切った様子。
しかし、116622は相変わらず値上がり傾向で、青文字盤もついに100万円以上という水準になったのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年12月 の安値(楽天) |
2018年4月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター 青文字盤 116622 |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥972,000 | ¥1,034,640 | 62,640 | 106.44% |
2016年9月時点で70万円台後半だった116622青文字盤は、約1年半という期間で100万円以上という額まで上昇したということになります。
の3つがありますが、昨年プラチナ文字盤は製造中止になり上昇気味となりました。
また、ダークロジウムは、オイスターパーペチュアル114300でお馴染みな人気の文字盤ですが、ヨットマスターでも人気があることに変わりありません。
そのため、青文字盤は近頃キャラクターが弱く安値傾向となっている様子でした。
青文字盤以外の116622は以前から100万円以上でしたが、青文字盤だけが100万円以下で購入可能だったのです。
116622の中では最も安値傾向の青文字盤ですが、2017年12月の様子といい、今回の様子といい、最近は数ヶ月単位で値上がりしているという印象があります。
ですから青文字盤は実はしっかりと値動きしており、優秀な値上がりモデルという側面を持っている存在であるのです。