近頃人気のあるスポーツロレックスといえば、緑サブとGMTマスター2という印象です。
もちろん、それらと同様にデイトナの人気が高いことに違いはありませんが、デイトナ以外のスター的存在として、2000年前後におけるエクスプローラー14270的なキャラクターが、緑サブとGMTマスター2のBLNRだといえるでしょう。
そんな人気の両者は、どちらも中古相場が定価を上回っているというプレミア価格な状況。
どの時期においても、黒ベゼルに対して高いため、割高に感じてしまう存在と言えるかもしません。
しかし、割高と感じても、その時点の価格よりその後「高くなった」ならば、本質的には割高でないといえるでしょう。
実際、緑サブは2016年8月の時点で約85万円という水準でしたが、2017年10月の時点で2017年10月の時点で110万円程度という水準まで上昇しています。
ですから、116610LVの約85万円という額は、今の基準としては「とても安い」と感じます。
そして、それから8ヶ月経った今、この116610LVはさらに9万円程度上昇しているため、2017年10月の110万円程度という価格帯ですら「安かった」といえる事態となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年10月 の安値(楽天) |
2018年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116610LV |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥1,101,600 | ¥1,198,000 | 96,400 | 108.75% |
116610LVは2016年8月に80万円台でしたが、多くのロレックスが高くなった2017年に目立った値動きをしています。
最初に相場が変わったという印象になったのは2017年1月で、その時点で91万8000円という水準。
そして10月に110万円台となった116610LVは、その時点で「だいぶ高くなった」という印象になっていたのですが、その後は目立った値動きがありませんでした。
それが2018年6月の今、110万円台後半となっており、数ヶ月ぶりに値動きした様子となっています。
なお、116610LVは現在約40個程度が中古で売られていますが、110万円台なのはこの個体のみ。
ですから、他の個体はすでに120万円以上という水準になっているのです。
2016年8月に80万円台となっていた116610LVですが、2015年などは90万円台程度だったことから、長らく90万円台の時計という印象がありました。
それでも、十分に高い水準だと思われましたが、今となっては約120万円。
2016年の水準から値上がりし始めた2017年1月と比較しても、2018年6月現在の水準は28万円も高くなってることがわかります。
ちなみに、28万円の値上がりといえば、2013年8月から2015年8月にかけてのデイトナ16520黒文字盤の値動きと同様です。
「腕時計の王様」とも言われるデイトナ16520におけるかつての2年分の価格上昇を116610LVは1年5ヶ月でしたことになるのです。
2013年ごろから2015年といえば、数多くの腕時計が値上がりした時期ですが、そいういった環境において16520は28万円の値上がりだったのです。
28万円の値上がりはデイトナ16520の水準としては評価されていないと2015年の記事で指摘しましたが、今ではデイトナ16520黒文字盤は210万円程度という水準。2015年の水準から90万円程度高くなっています。