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現在相場考察

新品を買っても180万の値上がり、ランゲ&ゾーネ「ダトグラフ」

2016年3月27日更新
ランゲ&ゾーネのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2006年頃の最安値(タイムトンネル)と2016年3月の最安値(楽天)を比較し現在相場を考察。このでの変動は¥1,898,400だった。

ダトグラフ ピンクゴールドについての考察(2016年3月)

パテックフィリップの5070もそうですが、出来の良いクロノグラフは高値になる傾向があります。例えば、5070の場合200万⇒500万⇒800万というようにどんどんと高くなっています。このダトグラフもそのようなことになりそうな予感。2006年ぐらいまでは350万円程度で新品が手に入りましたが現在は中古でも500万円以上!新品価格350万円は「とっても高い」と思わせてくれる価格なので、この時計も「あこがれの時計」と認識してしまった方が多いでしょう。しかし、その頃新品で買っておけば、今頃200万円近い利益を運んでくれたかもしれないのです。

ランゲ&ゾーネ(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2006年頃の最安値(タイムトンネル) 2016年3月
の最安値(楽天)
変動額 残価率
ランゲ&ゾーネ
ダトグラフ
ピンクゴールド
新品 10 ¥3,480,000 ¥5,378,400 1,898,400 154.55%

このダトグラフ、改めて眺めてみると、なんだかリッツのような高級ホテルの室内に入った時の、分厚いじゅうたんに足を踏み入れた瞬間のような、「あ、特別な空間に接した」という気分にしてくれるから不思議です。

そういう意味では、パテックの5070以上に「プレミアム」の演出が強いので、所有満足感も高そうです。

また、この手の時計に共通することですが、生産量が少ないということ。

生産量が少ない割には、ランゲやパテックのクロノグラフは人気があるため、需要がある

そのため、売買契約が成立しやすく高値になりやすい傾向なのだと思います。

よって、このダトグラフ、今現在500万円というプライスはすごく高い時計だと思いますし、買うのに腰が引けます。

しかし、3年後に800万円になっていたとしたら、「あー買っておけば良かった」と思うのは間違いないでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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