2017年はロレックスを始めとして多くの腕時計が値上がりした年という印象ですが、2018年も2017年に負けないぐらい値上がり傾向の腕時計が目立ちます。
6月現在において特に値動きしていると感じるのは、ロレックスの現行世代で、先日お伝えしたように、サブマリーナの116610LVとGMTマスター2の116710BLNRはボトム価格が120万円前後という水準まで達しています。
ちなみに、緑ベゼルと黒青ベゼルというそれら2つのカラーベゼルモデルは、この数年において「プレミア価格の代名詞的存在」というイメージがありますが、2017年以前まで100万円以下という水準で購入可能でした。
中古のボトム価格が100万円以上の水準になったのは2017年にこと。その際、“驚くに値する”という感覚でしたが、今となっては120万円前後という状況になっています。
そして、現行世代において最も高いステンレスモデルといえばデイトナという存在があり、それは20年ほど前から変わっていない様子です。
ちなみに、20年近く前において、デイトナの他に存在するプレミア価格といえばエクスプローラーの14270でしたが、今となってはそのポジションが緑サブと黒青ベゼルだといえるでしょう。
緑サブと黒青ベゼルが目立った値動きをする一方で、長らくステンレスロレックスの王者として目立っているデイトナ116500LNは、2018年において目立った値動きとなっているのでしょうか。
ちなみに、1月時点では2017年と比較して値上がり傾向となっていましたが、それから5ヶ月後の今、目立って値動きしていない可能性もあります。
しかし、さすがはデイトナ。サブマリーナやGMTマスター2に負けじと値上がり傾向となっており、2018年3月と比較してなんと10万円以上も上昇しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年3月 の安値(楽天) |
2018年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒文字盤 116500LN |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥2,080,000 | ¥2,236,800 | 156,800 | 107.54% |
116500LNには白文字盤と黒文字盤がありますが、黒文字盤のボトム価格は現在約223万円という状況で、今年の3月より15万円程度値上がりしている様子です。
116500LNは、今でも「新型デイトナ」という印象もありますが、2016年3月のデビューから既に2年が経過。
デビューから2年というと、そろそろ「新型」扱いされなくなる頃で、モデルによってはデビュー時より安値傾向となることも珍しくありません。
しかし、デイトナ116500LNはデビューした2016年の新品実勢価格より翌年の中古相場が高く、さらにそこから値上がり傾向が続いているのです。
ですから116500LNは「デビュー直後の新品実勢価格が最も安かった」という状況であり、それは2017年から現在まで続いてるという状況なのです。