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現在相場考察

コンビは6桁が評価されている、ロレックスデイトナ116523

2018年6月29日更新
ロレックスのデイトナ116523について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年4月の安値(楽天)と2018年6月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この1年2ヶ月での変動は13万6400円の値上がりだった。

デイトナ 黒文字盤 116523についての考察(2018年6月)

デイトナといえばステンレスモデルの値動きが目立つ一方で、コンビは変動しないという印象がありました。

けれども、そんなデイトナのコンビモデルも2017年12月には、10万円単位の値上がりとなったモデルが出現。

それは、5桁リファレンスの16523なのですが、16520のコンビ版という存在です。

16520にはエルプリメロが搭載されているということは有名で、価値ある要素として取り扱われることが多い印象です。また、文字盤デザインも評価されており、2017年以降において16520116520より50万円程度高い存在となっています。

ステンレスの場合、このように6桁より5桁のほうが高い傾向があるのですが、コンビとなると1年前の段階から5桁より6桁のほうが高いという傾向があります。

つまり、ステンレスでは16520が評価されている一方で、コンビとなると116523が評価されているのです。

ただ、16523は2017年末の段階で10万円単位の値上がりとなっていますから、今となってはコンビの相関関係もステンレスと同様となっているかもしれません。

しかし、116523も2017年と2018年の比較で10万円以上の値上がり傾向となっており、きちんと16523より高い水準となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年4月
の安値(楽天)
2018年6月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
黒文字盤
116523
中古 1年
2ヶ月
¥1,101,600 ¥1,238,000 136,400 112.38%

現在、16523のボトム価格に位置する個体は、約116万円という水準なのですが、それ以外の個体は125万円以上という水準に位置します。

そのため、1つを除くと“実は116523のほうが安いのではないか”と思ってしまいますが、116523もこの記事の個体以外は既に129万円以上という水準なのです。

ですから、ボトム価格同士を比較しても、その次に安い個体を比較しても綺麗に16523より116523のほうが高い状態となっています。

なお、ステンレスだと5桁が高く、コンビだと6桁が高いというのはデイトナが大きく値動きする2016年12月以前からあった現象です。

2016年12月以前におけるSSデイトナの価格帯は、おおよそ16520約120万円116520約110万円と水準だったのに対し、コンビとなると16523約100万円116523約110万円という水準だったのです。

ステンレスと比較して値動きが地味という印象がありますが、それでもこのコンビデイトナは1年という期間で10万円以上の値動きをしているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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