デイトナといえばステンレスモデルの値動きが目立つ一方で、コンビは変動しないという印象がありました。
けれども、そんなデイトナのコンビモデルも2017年12月には、10万円単位の値上がりとなったモデルが出現。
それは、5桁リファレンスの16523なのですが、16520のコンビ版という存在です。
16520にはエルプリメロが搭載されているということは有名で、価値ある要素として取り扱われることが多い印象です。また、文字盤デザインも評価されており、2017年以降において16520は116520より50万円程度高い存在となっています。
ステンレスの場合、このように6桁より5桁のほうが高い傾向があるのですが、コンビとなると1年前の段階から5桁より6桁のほうが高いという傾向があります。
つまり、ステンレスでは16520が評価されている一方で、コンビとなると116523が評価されているのです。
ただ、16523は2017年末の段階で10万円単位の値上がりとなっていますから、今となってはコンビの相関関係もステンレスと同様となっているかもしれません。
しかし、116523も2017年と2018年の比較で10万円以上の値上がり傾向となっており、きちんと16523より高い水準となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年4月 の安値(楽天) |
2018年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒文字盤 116523 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥1,101,600 | ¥1,238,000 | 136,400 | 112.38% |
現在、16523のボトム価格に位置する個体は、約116万円という水準なのですが、それ以外の個体は125万円以上という水準に位置します。
そのため、1つを除くと“実は116523のほうが安いのではないか”と思ってしまいますが、116523もこの記事の個体以外は既に129万円以上という水準なのです。
ですから、ボトム価格同士を比較しても、その次に安い個体を比較しても綺麗に16523より116523のほうが高い状態となっています。
なお、ステンレスだと5桁が高く、コンビだと6桁が高いというのはデイトナが大きく値動きする2016年12月以前からあった現象です。
2016年12月以前におけるSSデイトナの価格帯は、おおよそ16520が約120万円、116520が約110万円と水準だったのに対し、コンビとなると16523が約100万円、116523が約110万円という水準だったのです。
ステンレスと比較して値動きが地味という印象がありますが、それでもこのコンビデイトナは1年という期間で10万円以上の値動きをしているのです。