金無垢のロレックスといえば、お金持ちの時計の象徴的存在という印象で、実際とても高い価格帯に位置しています。
中古でも金無垢のロレックスは安いモノでも100万円以上という印象がありますし、ステンレスがコンビモデル以上に高いデイトナでも、YGモデルはステンレスよりずいぶん高い価格帯に位置します。
また、ロレックスの人気モデルは、ステンレスかつ中古という条件でも、相場が100万円を超えるモノが珍しくありません。
ですから、中古の金無垢ロレックスという存在については、とても高いという印象があるといえます。
ただ、例外的に金無垢ロレックスでも安く買える存在があるのですが、それらに共通するのは革ベルトという要素です。
革ベルトロレックスはチェリーニに多い印象ですが、デイデイトの革ベルトも安い傾向があるといえます。
ステンレスでもブレスレットタイプのほうが価格が高い傾向がありますが、金無垢となると、当然ブレスレットもK18になるため、革ベルトモデルと大きな価格差が生じても仕方がないといえます。
そのため、金無垢ブレスレットのロレックスは流石に100万円以下で買えるわけはない、と思ってしまいますが、実は100万円以下で購入可能なYGブレスレットモデルがあります。
それこそオイスタークォーツのデイデイト19018という存在です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年4月 の安値(楽天) |
2018年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイデイト シャンパンバー文字盤 19018 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥905,700 | ¥898,000 | -7,700 | 99.15% |
2017年といえば、多くのロレックスが高くなった年ですが、このデイデイト19018に関しては2017年から2018年にかけて相場がほぼ変わっていない状況です。
2017年の段階では、5桁時代のステンレスGMTマスターシリーズよりかろうじて高い水準でしたが、2018年の今となってはGMTマスター2のステンレスモデルと同水準に位置していることになります。
19018は新品で売られていた際に最高級ロレックスという存在で、同じデイデイトでも機械式より定価がずいぶん高いという存在でした。
オイスタークォーツという存在は、そのどれもが通常のオイスターとは異なるケースが採用され「特別なモデル」というキャラクター性を持っていますが、定価もそれに伴って高かったのです。
そんなオイスタークォーツという存在は、かつての高級モデルでありながら、中古市場では機械式より安いのですが、一定のファンも存在し再評価の動きもあります。
そして、デイデイトの場合、オイスタークォーツという面白さだけでなく、YGブレスレットモデルとしてはかなり安いという要素も存在します。
そのため、大きく相場が変わらないとしても2017年から2018年にかけて若干の動きはあるかと思いました。
それが、約1年という期間でもほぼ中古相場は変わっておらず、相変わらず90万円程度で購入可能なYGブレスレットのロレックスという存在です。
ちなみにオイスタークォーツのデメリットとしては、正規オーバーホールが高いという点と、機械式と比べてメンテナンスに面倒な点が伴うということがあります。
ただ、正規オーバーホール済みの個体でも大きく価格が異なるということはないため、オイスタークォーツが安い理由は人気があまり高くないということが原因なのかもしれません。
筆者はオイスタークォーツという存在はとても魅力的だと感じるのですが、相場を見る限り、今の段階でオイスタークォーツに対して魅力的だと感じる方は少ない模様です。