6桁世代のシードゥエラーである116600は、デビューした時期が2014年であり、腕時計の世界ではかなり新しい時計という印象ですが、2017年に生産終了となりました。
ですから、ロレックスとしては異例の短期間製造モデルとなったことになり、生産終了時には大きく値動きした自体となりました。
116600は、2016年の中古ボトム価格が70万円台前半という水準だったのが、2017年の生産終了後には100万円以上という水準まで上昇。
最近、ロレックスのスポーツモデルは、生産終了直後に急激に値上がりするということが見られないケースがありますが、この116600の場合は顕著に値動きしました。
そして、2017年の7月頃は、1ヶ月単位で値動きするという状況となっていたのですが、その後は大きく値動きすることはありませんでした。
そして、その2017年7月の1年後である今、116600はどのような状況になっているかというと、やや値下がり傾向といったところで、依然として大きく値動きしていない状況が続いているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年7月 の安値(楽天) |
2018年7月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー 116600 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥1,218,000 | ¥1,179,360 | -38,640 | 96.83% |
シードゥエラーの116600について興味深いのは、生産終了後に一気に値動きした後は、ほぼ値動きが無いという点です。
さらに116600の場合、3ヶ月程度という短い間に目立った値動きがあったのみで、それ以降の1年において目立った値動きがありません。
最近のロレックスにおいて、値動きする傾向があるモデルは、何度か値動きするという傾向があり、値動きが停滞気味となっても、1年といった期間において値動きしないという傾向は無いように思います。
しかし、シードゥエラー116600の場合、一度値動きした後は大きく値動きしないという傾向なのです。
ちなみに、116600が約120万円だった2017年7月には、サブマリーナの116610LVは100万円前後という水準でしたし、116610LNも70万円台という水準です。
2018年の7月現在では、116610LVは120万円台、116610LNは80万円台となっています。
ですから、サブマリーナの6桁世代が値動きしている一方で、シードゥエラー116610は大きく変わっていないということが分かります。
なお、2017年7月の時点で、緑サブよりシードゥエラー4000のほうが高いという状態でしたが、現在では緑サブのほうがシードゥエラー4000より高いという状況となっています。
同じ黒ベゼルのサブマリーナ116610LNが値動きしているという点や、シードゥエラー116600の短い生産期間とレアさ、そして116610LVやLNより新しい2014年というデビュー時期。
それらを考慮すると、なぜ値動きしないのかよく分からないと感じます。