最近、デイトナ116520の値動きが活発な様子ですが、同じ世代のYGモデルも値動きしている様子があります。
116528の黒文字盤(三つ目がシャンパン)は、2017年10月のボトム価格が257万円だったのが、今(2018年7月22日)となっては約278万円という水準。そしてその約278万円の個体は既に売れてしまっています。
現在116528で最も安いのは三つ目がシャンパンでない方の黒文字盤なのですが、黒&シャンパンより10万円程度安い相場となっています。
では、そのダイヤ文字盤はどうかというと、通常の黒文字盤より約15万円高い水準となっています。
ちなみに、コンビの場合はどうかというと、116523より116523Gのほうが約24万円高い様子。
YGデイトナの場合、価格帯が高いこともあってか、意外とダイヤ文字盤がそこまで高く評価されているわけではないという点が興味深いと感じます。
そんな116528Gという存在ですが、腕時計が全体的に安かった2010年前後という時期と比較するとどのような状況になっているかというと、約130万円ほど高くなっているのです。
これは、YGのデイトナとしては特に珍しくない数値ですが、「YG、ダイヤ、デイトナ」という、絵に描いたような豪華な腕時計を買って約9年後にこれほど高くなるというのは、かなり楽しい買い物となったことでしょう。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2009年8月 の安値(ヤフオク) |
2018年7月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒文字盤 116528G |
中古 | 8年 11ヶ月 |
¥1,480,000 | ¥2,808,000 | 1,328,000 | 189.73% |
なお、この記事の個体はZ番ですが、過去の価格はY番となっています。Z番の時代は「ルーレット」が採用されるなどしたため、新しい世代という印象もあり、時期によっては相場が異なる場合があります。
ただ現在、116528Gの様子ではZ番とそれ以前の相場で相場が異なるという様子は見られなく、比較対象として成立します。
イエローゴールド、ダイヤモンド文字盤という絵に描いたような豪華デイトナは、過去と比較して100万円以上の値上がりをしたという点や、現在通常文字盤との差が約15万円ということから、なにかと興味深い存在だと感じます。
ちなみに、シェルダイヤ文字盤の116528NGの場合、そのボトム価格は約339万円という水準になり、大きく異なる水準という印象です。
ダイヤ文字盤に対して、シェルダイヤ文字盤は59万円ほど高い存在となっています。
シェルダイヤ文字盤は、116528シリーズの中で最も豪華な存在かつ、その華やかな見た目が目立っています。
その一方で、ダイヤ文字盤はYGの場合、コンビほどダイヤのインパクトが目立たないといういうことなのかもしれません。
YGのデイトナにおいては、シェルダイヤ文字盤が評価される一方、現在ダイヤ文字盤は通常文字盤と大きく違わない価格で購入可能となっているのです。