近ごろ、ロイヤルオークの値動きが活発気味だと感じますが、クロノグラフモデルも値動きしている様子です。
ロイヤルオークのクロノグラフといえば「オフショア」という印象がありますが、オフショアでないほうのロイヤルオークにもクロノグラフが存在。こういった分かりづらさは、ある意味ロイヤルオークの弱点ともいえるかもしれません。
現在、ロイヤルオークのクロノグラフにおいて比較的数が多いのは26320STという存在ですが、それは15400STなどと同世代のモデルといえるでしょう。
そして、それより1世代古いモデルが25860STなのですが、2000年代前半の時代に現行だった世代となります。
その年式といえば、アクアノートの5065/1Aやオーバーシーズの第一世代が同世代ですが、ロイヤルオークの3針モデルは14790などが現行だった時代です。
ちなみに、このクロノグラフの25680STは15300STが登場した2005年以降にもラインナップされており、次の世代にややかぶったモデルという側面もあります。
ただこのクロノグラフの印象としては、やはり2000年代前半頃のモデルという印象が強く、やはりオーバーシーズ第一世代などと同じ世代というように思います。
2002年頃の新品実勢価格は約100万円といったところで、オーバーシーズクロノグラフより8万円程度高いといった様子。
ちなみに同じ頃、オフショアのクロノグラフ25721TI(チタン、ブレスレット)は、この25860STより10万円少し高いといった新品実勢価格でした。
そんな25860STという存在は、2016年4月の段階で中古が約149万円だったのですが、それから2年後の今となってはずいぶん高くなっている様子です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年4月 の安値(楽天) |
2018年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オーデマピゲ
ロイヤルオーク クロノグラフ 25860ST.OO.1110ST.03 |
中古 | 2年 4ヶ月 |
¥1,498,000 | ¥2,225,000 | 727,000 | 148.53% |
ロイヤルオークのクロノグラフは3針より高級という印象がありますが、2000年代前半においては、その傾向が特に強いといえます。
2002年の3針自動巻の新品実勢価格が50万円台前半だったのに対し、クロノグラフである25860STは100万円程度という水準。ですから、クロノグラフは3針の2倍近く高かったということになります。
これは、オーバーシーズも同様で、3針モデルが50万円台前半、クロノグラフが90万円台前半といった様子でした。
ただ、オーバーシーズの場合はクロノグラフがアクアノートのライバル的イメージもあり、店頭でもアクアノートと並べられていることがありました。そのためか、数がそこまで少なくなく、常に中古が売られているという印象があります。
その一方で、ロイヤルオークの25860STは数が少なく、なかなか中古で売られる様子がありません。
最近ロイヤルオークは15300STや15400STといった3針モデル、また15202など2針モデルが値動きしている傾向がありますが、3針に限らずクロノグラフも値動きしていることから、ロイヤルオークの値動きが目立っているといえるかと思います。