サブマリーナの人気モデルといえば、緑ベゼルという印象があり、値動きしているのも116610LVという印象があります。
実際、116610LVは以前の記事でもお伝えしたように現在120万円台という水準になっており、2年前と比較して35万円以上の値動きとなっています。
その一方で、オーソドックスなサブマリーナである黒ベゼルのほうは、そこまで高くなっていないという印象があるかもしれません。
しかし今、黒ベゼルの116610LNもきっちり値動きしている状況です。
2017年11月においてこの116610LNは80万円台後半で購入可能でしたが、2018年8月の今では90万円以上という水準に達しています。
上記の期間において、値動きした額は約4万8000円という水準であるため、緑ベゼルの116610LVと比較すると、インパクトは弱いという印象になるのは仕方がありません。
けれども、このオーソドックスなサブマリーナデイトにとって90万円台という水準は重要であると感じるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年11月 の安値(楽天) |
2018年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116610LN |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥869,800 | ¥918,000 | 48,200 | 105.54% |
116610LNは先のようにサブマリーナにおいて最もオーソドックスなモデルといえる存在ですが、それは前モデルの16610の時代から変わることはありません。
ただ、16610の時代と116610LNでは大きな変化が1つあり、それは価格が高くなったという点です。
例えば2012年頃において、中古の場合、16610は35万円程度で入手可能でしたが、116610LNは約60万円という水準。
2000年代前半においては、16610の新品実勢価格が30万円台だったということもあるため、現行モデルだったとしても116610LNの中古が60万円近いというのは割高感があったといえます。
しかし、そんな116610LNは2016年2月時点で中古が75万円という水準に変化。実に25万円以上高くなっていたのです。
そして2018年8月の今、116610LNは約91万円に達し、ついに90万円台という状況となっているのです。
これまで値動きするモデルといえば、その時代において人気のあるモデルという印象が強く、2000年代前半ならばエクスプローラー14270、最近であれば緑サブなどという印象があるように感じます。
それらに対し、伝統的な黒ベゼルのサブマリーナデイトは、最もオーソドックスなスポーツロレックスという位置にいるというイメージがあり、値動きする印象は薄かったと感じます。