ホームセンターで1万円ぐらいで売っている時計のデザインでもよく見かけるこれ。ロレックスといわれたら多くの人は5連ブレスのデイトジャスト(コンビ)を想像すると思います。そういうイメージがあるからこそスポロレというちょっと若々しいモデルが逆に新鮮に見えたのが90年代後半から始まる時計ブームの心理だったのではないでしょうか。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2011年5月 の最安値(ヤフオク) |
2016年4月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトジャスト 16233 グレー文字盤 |
中古 | 4年 11ヶ月 |
¥240,000 | ¥380,000 | 140,000 | 158.33% |
ということで、逆にデイトジャストが新鮮に見えてくる日がくるかもって発想も成り立ちます。
ロレックスのラインナップにおいて最も多くのバリエーションを誇るデイトジャスト。
公式的には間違いなく看板モデルでしょう。
しかし、時計ファンが集う時計ショップにおいてデイトジャストは影がうすい存在。
そんなデイトジャストがスポロレ並に人気が出るかどうか、かつて不人気だったGMTマスターが2007年を境に人気モデル化したことを考えれば否定はできません。
しかし、現在の価格を見ればそういった観点、すなわち人気が出て価格があがる、ということに期待しなくても良いかもしれません。
というのも38万円という価格。
6桁リファレンスのエアキングと同価格です。
2011年から約14万円の値上がりをしていても38万円。
なんと2011年には24万円で売っていたからびっくり!
6桁リファレンスのエアキングはクロノメーター化したりして、高級化したものの、カジュアルロレックスです。
一方デイトジャストはエアキングより3段階ぐらいグレードが上の高級モデル。
そんな高級仕様のデイトジャストがエアキングと同一価格なんて、かなりお買い得です。
しかもこのデイトジャスト、グレー文字盤なのが良いですね。
5連コンビのデイトジャストというと、最もオーソドックスなのはシャンパン文字盤。
さすがにシャンパン文字盤だと40代以下の人がしていたら「借り物」のようで、とても着けこなせる代物ではありません。
しかしこのグレー文字盤、5連コンビというシブさの中に、グレー文字盤というモダン要素が入っているのです。
スポロレの中にコレクショとして加えれば、ある意味変わり種時計として満足感がありそうです。
さらにつけ心地も良いため、実際に所有してみると意外に手放せない存在になるかもしれません。