1999年にLINKにバトンタッチする形で廃盤となったS/elですが、時計ブームが起こった90年代後半に普及していたことから「タグホイヤーといったらこれ」というイメージが2000年代中頃まで残ってました。当時から時計ファンだった人はS/elを見て「懐かしい!」と感じると思います。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2015年2月 の最安値(ヤフオク) |
2016年4月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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タグホイヤー
S/el (セル) 青文字盤、クオーツ WG111A |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥40,000 | ¥49,800 | 9,800 | 124.50% |
S/el、実用面では200m防水+ステンレスブレスレットというのが良いですね。特に200m防水性能の時計が5万円前後で手に入るというのはお買い得。今時200m防水ぐらいの性能って当たり前かとおもいきや、意外にあんまりないのです。ただし、200m防水機能を期待するためにはメーカーにメンテナンスに出したほうが良いでしょう。投資という観点では防水を期待してはいけません。
防水+ブレスレットは季節を問わず使えるので、重宝する時計かとおもいきや、この奇抜なデザインが影響してスーツには似合わなさそう。これが現行だった当時スーツ姿で着用している人を見かけましたがちょっと違和感がありました。カジュアルな格好のほうが似合う時計ですね。
この時計、もしも私が超時計コレクターだったら1本は所有すると思います。だって“時計の歴史を語る上”で重要な1本です。90年代の時計を説明するためには必要ですね。
こういう安価な価格帯の時計って、傷んでいるのが多いのです。そうすると一般的な中古ロレックスレベル、つまり綺麗な個体が少ない。よって、綺麗なものが今後『希少価値』になる可能性はあります。ちなみに、ステンレスブレスレットは意外にチャチとのこと。そういう意味でも綺麗なものを買って傷まないように使用頻度低めで使う分には良いでしょう。