現行世代のエクスプローラー2は、これまで現行世代としては比較的“安い”という印象があったといえます。
それは、中古価格の相場的な意味合いだけでなく、2015年頃と比較して目立った値動きとはなっていなかったということからも“安い”という印象だったといえます。
2017年といえば、デイトナを始めとして多くのスポーツロレックスが値上がりした年ですが、その際に216570も値上がり傾向となっていました。
しかし、216570は2016年に50万円台という水準まで下落していたため、2017年の値上がりは、あくまで2015年水準に戻ったという状況だったのです。
つまり、216570はこれまで現行世代のスポーツロレックスとしては、かなり値動きしない傾向があったといえます。
そんな216570という存在ですが、2018年8月の今、なんと目立った値動きとなっています。
現在、216570は白文字盤、黒文字盤ともに70万円台という状況。
これは2015年の水準より高く、216570はやっと過去と比較しても値上がり傾向となったのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年11月 の安値(楽天) |
2018年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エクスプローラー2 白文字盤 216570 |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥656,640 | ¥738,000 | 81,360 | 112.39% |
現在、ABランク以上の白文字盤ボトム価格は約73万円という水準ですが、これは2017年11月と比較すると約8万円の上昇となります。
これまで、216570は値上がりしたといっても“2015年水準に戻った”という様子でしたから、このような値動きは216570にとっては大きなインパクトといえるでしょう。
中古が70万円台という現在の状況は、おそらく過去最高値水準だと思いますが、2017年に多くのロレックスが高くなった際にこの水準にならなかったにもかかわらず、2018年の今においてこのような値動きとなるのは意外とも感じます。
2018年は、5桁リファレンスの16570も過去最高値水準である50万円台になるなど、エクスプローラー2というシリーズが全体的に高くなっている傾向がある様子です。
新作発表や生産終了など目立ったニュースがないにもかかわらず、上昇気味というエクスプローラー2は不思議な値動きをする存在だと感じます。
ただ、他のモデルと比較した場合、これまでの水準では相対的に安かったともいえるため、その観点からすると値動きしても不思議ではないといえるかと思います。
いずれにしても、2018年はエクスプローラー2の各世代が大きな値動きとなっているといえます。