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現在相場考察

10万円前後の選択肢、カルティエ サントスガルベ

2016年4月13日更新
カルティエのサントスガルベについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2011年7月の最安値(ヤフオク)と2016年3月の参考価格(楽天)を比較し現在相場を考察。この4年8ヶ月での変動は0万72円の値下がりだった。

についての考察(2016年3月)

この時計、自動巻だと24万円前後の相場なのに、クオーツだとこの価格で買えてしまうのです。針の動きがチッチッとなるクオーツの動きは所有満足感的にマイナス要素かもしれませんが、普段使いにクオーツは便利でしょう。さらに、ステンレスブレスレットのため夏も冬も重宝しそう。さらにこの形、スーツ・ジャケットのようにフォーマルな格好に似合うのはもちろん、カジュアルな格好でも“はずし要素”としてオシャレにつけこなせそうなのが良いですね!

カルティエ サントス サントスガルベ¥229,900〜¥3,564,000(2024年12月3日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2011年7月
の最安値(ヤフオク)
2016年3月
の参考価格(楽天)
変動額 残価率
中古 4年
8ヶ月
¥116,672 ¥116,600 -72 99.94%

ステンレスブレスレットの作りもそこそこ良さそうで、これ1本だけを毎日使っても耐えられそうです。ただ、リューズに付いているサファイアだけはデリケートな模様。とはいっても、そんなに気を使う箇所でも無いため普段使いはできると思います。

サントスガルベ、意外に流通は少なく、なおかつ価格もずっと13万円前後(クオーツ)と安定しています。実物を見た時のトキメキ感とこのデザイン、かなり良い時計だと思うので相場が安定しているというのは納得です。流通が少なく、時計としてプラス要素も多いサントスガルベ、ちょっとでも需要が高まったら高値になりそうだというのは言うまでもありません。コンビモデルも同じような価格で流通していますが、私はより希少なステンレスモデルを選びたい。ちなみに、90年代半ばにモデルチェンジされたモデルが上記の価格。全体的に角ばった80年代モデルはまた相場が異なるので混同しないように注意しましょう。また、バックルの形状が観音形式にリニューアルされた後のほうが高い相場です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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